文春文庫<br> 怪談和尚の京都怪奇譚 幽冥の門篇

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文春文庫
怪談和尚の京都怪奇譚 幽冥の門篇

  • 著者名:三木大雲【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 文藝春秋(2021/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167917432

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内容説明

大好評シリーズ「怪談和尚の京都怪奇譚」第4弾!

無人島の夜釣りに現れた光。夢で見た絵に描かれていたもの。「私」に付きまとう人影。日常の隙間に怪異は潜む。
三木住職が語る、実話怪談集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

276
怪談和尚の京都怪奇譚の4冊目を久々に読みまして、漸くこれで現時点では書籍は全て読み終えましたよ。このシリーズは怪談の怖さよりも幽霊のおりなす人間ドラマを重視していますので怖くなければ怪談ではないと思われている方には物足りないとは思いますが、その代わりに心に沁みるしみじみとした読み心地を味わって欲しいですね。『夢の絵』大橋さんという目の不自由な方が最近何度も同じ夢を見るとお世話をしてくれる方に話す。フリーマーケットの中を歩いているとベレー帽を被って絵を描いている人がいて「この絵を買って下さい」と勧められる。2022/02/28

keroppi

79
【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Horror読書会’21(10月1日~31日)】図書館新刊コーナーで見つけて。お坊さんの語る怪談話。怖い話の中にも、人を想う気持ちの大切さ、供養することの大切さが語られる。2021/10/03

あっか

69
新刊。シリーズ第4弾!三木大雲和尚の怪談話は、しっかり怖いんだけど最後に学びで締めてくれるから怖さがちょうど良い感じに薄れる上「確かにー…」と頷いてしまうお話ばかりで好き。印象に残ったのは最後の2話。怖がりは想像するだけで怖かった。子供の能力はもう…泣かずにはいられなかった。あとお母さんのおかゆもとても良かったなー。他にも和尚の子どもの頃の話、人格が乗っ取られる話、あの世から連れ戻される話、荒っぽい守護霊の話など、怖いようなちょっと不思議なような話がたくさん。これからも楽しみにしています。2021/08/11

ヒデキ

48
いつもながら、暖かい心にさせて頂いた一冊 私たちも誰かに守られているのかな? と思わせていただきました2022/04/16

ワッピー

40
読み友さんのコメントにより。住職という職業柄、怪異に縁が近いのは納得できますが、仏教という枠があるおかげで、いい話に昇華しているように思います。「ソロキャンプ」の切なさ、著者が他人の夢に出ているシュールなフリの「夢の絵」、理屈っぽい男の思い出したもの「知識人」、だいぶ手の込んだ「お母さんのおかゆ」が特に印象的ですが、どの話もしみじみ読みました。寺の中にある不思議な部屋の話「蓮久寺」も面白く、京都に行く機会があったら、佇まいをのぞいてみたい気持ちに駆られました。ガチンコのコワい話が苦手な人にはおススメかな。2021/09/20

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