ビッグコミックス<br> 浮浪雲(はぐれぐも)(54)

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ビッグコミックス
浮浪雲(はぐれぐも)(54)

  • 著者名:ジョージ秋山【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2021/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091833440

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内容説明

激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。

▼第1話/ただ者▼第2話/すいせん▼第3話/つつがなく▼第4話/神様のおちんこ▼第5話/ソクラテスの妻▼第6話/おとうと▼第7話/飲み友達▼第8話/…と秋の空▼第9話/酒の泡▼第10話/たいへんですね ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/浮浪雲のアドバイスで商売を成功させたという角屋の旦那は、浮浪雲はただ者ではないという。そんなことはないというとっつあんに角屋は、本当のただ者じゃない人は、ただ者なんじゃないかと反論する(第1話)。▼珍しく何か考えごとをしている雲。しかし便所の中をのぞき込んだり、長屋の便所を見せてくれといったりで様子がおかしい。しまいには寝言で「うんこうんこ……」とつぶやきはじめた!?(第2話)▼仕事、仕事で人生を送ってきた油問屋の番頭。家に帰っても仕事のことが頭から離れない。仕事しかやってこなかった自分の人生に、人生こんなものか……と五十年の人生を振り返るが……(第3話)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新田新一

4
『浮浪雲』は大好きな漫画で、以前『ビッグコミックオリジナル』を継続して購入していた時は、読むのを楽しみにしていました。数年前作者のジョージ秋山氏が亡くなった時は、寂しかったです。天衣無縫で飄々と生きる雲が主人公の物語。この巻もほろりとしたり、しみじみとした気持ちになる物語が収められています。3話の「つつがなく」が一番の好み。50歳になった油問屋の番頭が自分の人生を振り返ります。仕事ばかりで意味があったのかと悲嘆。彼を慰める妻の優しい言葉にじーんとしました。2023/07/12

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