自然言語処理シリーズ5<br> 特許情報処理:言語処理的アプローチ

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自然言語処理シリーズ5
特許情報処理:言語処理的アプローチ

  • ISBN:9784339027556

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内容説明

特許情報を対象とした情報検索や機械翻訳などの自然言語処理技術から,特許制度に関する基礎知識までを体系的に網羅した業界初の専門書であり,情報処理の研究者や技術者,さらに特許実務者まで幅広い読者層に薦める一冊である。

目次

1. 特許実務における特許情報処理技術
1.1 特許実務の概要
1.2 特許実務のフェーズ
1.3 特許実務で利用される特許情報処理システム
 1.3.1 業務推進系システム
 1.3.2 管理系システム
 1.3.3 分析評価系システム

2. 特許検索
2.1 情報検索の理論と技術
 2.1.1 情報検索の世界観
 2.1.2 索引付け
 2.1.3 検索モデル
 2.1.4 検索質問の入力支援
 2.1.5 多言語情報検索
 2.1.6 情報検索の評価
2.2 特許検索用テストコレクション
 2.2.1 概要
 2.2.2 NTCIR?3 特許検索タスク
 2.2.3 NTCIR?4 特許検索タスク
 2.2.4 NTCIR?5 特許検索タスク
 2.2.5 NTCIR?6 特許検索タスク
2.3 特許検索の技術
 2.3.1 概要
 2.3.2 特許検索を題材とした情報検索技術の比較評価
 2.3.3 索引語の重み付け
 2.3.4 検索質問の構造解析
 2.3.5 検索質問拡張
 2.3.6 メタ情報の利用
2.4 展望

3. 特許分類
3.1 特許の分類体系
 3.1.1 IPC
 3.1.2 FI,ECLA,USPC
 3.1.3 Fターム
3.2 特許自動分類の適用場面
 3.2.1 前分類
 3.2.2 本分類
 3.2.3 分類体系の改正および再分類
 3.2.4 その他
3.3 文書自動分類
 3.3.1 概要
 3.3.2 ナイーブベイズ法
 3.3.3 k?NN
 3.3.4 SVM
 3.3.5 評価
3.4 特許自動分類
 3.4.1 特許自動分類の課題
 3.4.2 分類手法
 3.4.3 構造をもつ長い文書の扱い
 3.4.4 書誌情報の利用
 3.4.5 引用文献の利用
 3.4.6 分類体系の階層の利用
 3.4.7 その他の試み
3.5 特許自動分類用のテストコレクション
3.6 展望

4. 特許分析
4.1 特定分野の技術動向を俯瞰する手法
 4.1.1 クラスタリングアルゴリズム
 4.1.2 文書間の類似度尺度
 4.1.3 提示方法
4.2 特許と学術論文を対象にした検索
 4.2.1 特許と論文を対象にした検索の課題
 4.2.2 利用可能な論文,特許検索システム
 4.2.3 特許,論文データを統合した検索
4.3 特定分野の要素技術の変遷を調べる手法
4.4 特定分野の重要特許を検出する手法
4.5 学術研究の産業への影響度を計測する手法
4.6 技術動向分析に関する研究プロジェクト
 4.6.1 NTCIR特許マイニングタスク
 4.6.2 TREC Chemical IR
4.7 展望

5. 特許翻訳
5.1 特許と機械翻訳
5.2 統計的機械翻訳
 5.2.1 機械翻訳
 5.2.2 統計的機械翻訳の基本モデル
 5.2.3 言語モデル
 5.2.4 翻訳モデル
 5.2.5 フレーズ翻訳モデルの推定
 5.2.6 対数線形モデルと誤り率最小訓練
 5.2.7 デコーダ
 5.2.8 自動評価手法
5.3 特許対訳コーパス
 5.3.1 対訳コーパス一般および特許対訳コーパスの状況
 5.3.2 動的計画法による文アライメント
 5.3.3 動的計画法による文アライメントの例
 5.3.4 対応のよい対訳文の抽出
 5.3.5 特許対訳コーパスを利用した機械翻訳の結果
5.4 展望

6. 特許情報処理における自然言語処理技術
6.1 特許構造の解析
 6.1.1 請求項の解析
 6.1.2 請求項と他の部分との対応付け
6.2 特許書類の生成処理
 6.2.1 明細書の半自動生成処理
 6.2.2 特許部品DB構築機能
 6.2.3 PatentGeneratorの評価
6.3 用語情報の抽出
 6.3.1 シソーラスの自動構築
 6.3.2 用語辞典の自動構築
6.4 展望

7. 特許制度と特許実務
7.1 特許制度の歴史
7.2 特許制度の趣旨
7.3 特許制度の概要
 7.3.1 特許要件
 7.3.2 特許出願後の手続き
 7.3.3 特許権の効力
 7.3.4 外国出願
7.4 特許実務
 7.4.1 特許実務におけるプロセス分析
 7.4.2 発明着想フェーズ
 7.4.3 発明構築フェーズ
 7.4.4 特許調査フェーズ
 7.4.5 明細書作成フェーズ
 7.4.6 出願処理フェーズ
 7.4.7 中間処理フェーズ
 7.4.8 登録処理フェーズ
 7.4.9 権利行使フェーズ
7.5 展望

引用・参考文献
索引