自然言語処理シリーズ1<br> 言語処理のための機械学習入門

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自然言語処理シリーズ1
言語処理のための機械学習入門

  • 著者名:奥村学【監修】/高村大也
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • コロナ社(2021/05発売)
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  • ISBN:9784339027518
  • NDC分類:007.63

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内容説明

自然言語処理における機械学習の利用について理解するため,その基礎的な考え方を伝えることを目的としている。広大な同分野の中から厳選された必須知識が記述されており,論文や解説書を手に取る前にぜひ目を通したい一冊である。

目次

1. 必要な数学的知識
1.1 準備と本書における約束事
1.2 最適化問題
 1.2.1 凸集合と凸関数
 1.2.2 凸計画問題
 1.2.3 等式制約付凸計画問題
 1.2.4 不等式制約付凸計画問題
1.3 確率
 1.3.1 期待値,平均,分散
 1.3.2 結合確率と条件付き確率
 1.3.3 独立性
 1.3.4 代表的な離散確率分布
1.4 連続確率変数
 1.4.1 平均,分散
 1.4.2 連続確率分布の例
1.5 パラメータ推定法
 1.5.1 i.i.d.と尤度
 1.5.2 最尤推定
 1.5.3 最大事後確率推定
1.6 情報理論
 1.6.1 エントロピー
 1.6.2 カルバック・ライブラー・ダイバージェンス
 1.6.3 ジェンセン・シャノン・ダイバージェンス
 1.6.4 自己相互情報量
 1.6.5 相互情報量
1.7 この章のまとめ
章末問題

2. 文書および単語の数学的表現
2.1 タイプ,トークン
2.2 nグラム
 2.2.1 単語nグラム
 2.2.2 文字nグラム
2.3 文書,文のベクトル表現
 2.3.1 文書のベクトル表現
 2.3.2 文のベクトル表現
2.4 文書に対する前処理とデータスパースネス問題
 2.4.1 文書に対する前処理
 2.4.2 日本語の前処理
 2.4.3 データスパースネス問題
2.5 単語のベクトル表現
 2.5.1 単語トークンの文脈ベクトル表現
 2.5.2 単語タイプの文脈ベクトル表現
2.6 文書や単語の確率分布による表現
2.7 この章のまとめ
章末問題

3. クラスタリング
3.1 準備
3.2 凝集型クラスタリング
3.3 k-平均法
3.4 混合正規分布によるクラスタリング
3.5 EMアルゴリズム
3.6 クラスタリングにおける問題点や注意点
3.7 この章のまとめ
章末問題

4. 分類
4.1 準備
4.2 ナイーブベイズ分類器
 4.2.1 多変数ベルヌーイモデル
 4.2.2 多項モデル
4.3 サポートベクトルマシン
 4.3.1 マージン最大化
 4.3.2 厳密制約下のSVMモデル
 4.3.3 緩和制約下のSVMモデル
 4.3.4 関数距離
 4.3.5 多値分類器への拡張
4.4 カーネル法
4.5 対数線形モデル
 4.5.1 素性表現の拡張と対数線形モデルの導入
 4.5.2 対数線形モデルの学習
4.6 素性選択
 4.6.1 自己相互情報量
 4.6.2 情報利得
4.7 この章のまとめ
章末問題

5. 系列ラベリング
5.1 準備
5.2 隠れマルコフモデル
 5.2.1 HMMの導入
 5.2.2 パラメータ推定
 5.2.3 HMMの推論
5.3 通常の分類器の逐次適用
5.4 条件付確率場
 5.4.1 条件付確率場の導入
 5.4.2 条件付確率場の学習
5.5 チャンキングへの適用の仕方
5.6 この章のまとめ
章末問題

6. 実験の仕方など
6.1 プログラムとデータの入手
6.2 分類問題の実験の仕方
 6.2.1 データの分け方と交差検定
 6.2.2 多クラスと複数ラベル
6.3 評価指標
 6.3.1 分類正解率
 6.3.2 精度と再現率
 6.3.3 精度と再現率の統合
 6.3.4 多クラスデータを用いる場合の実験設定
 6.3.5 評価指標の平均
 6.3.6 チャンキングの評価指標
6.4 検定
6.5 この章のまとめ
章末問題

付録
A.1 初歩的事項
A.2 logsumexp
A.3 カルーシュ・クーン・タッカー(KKT)条件
A.4 ウェブから入手可能なデータセット

引用・参考文献
章末問題解答
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶう

14
言語処理のためのとタイトルにあるが、言語処理でなくても機械学習全般について参考になる内容。出版年が2010年ということもあり、ニューラルネットワークについては触れられていないが、ページ数も200ページ程とコンパクトにまとまっており、大変読みやすい。数式での説明が多く、数学が得意でない人にはちょっとつらいかもしれないが、その数学についてフォローする項目にもページを割いているため、理解に繋がりやすい構成である。「ラグランジュの乗数法」の説明が分かりやすく、今まであやふやだった部分が理解できたのが良かった。2022/12/12

しんしん

7
非常に読みやすかった。 数式で説明してくれているのだが、厳密な証明は省かれていて、技術者がどう使うかということに焦点を合わせてくれていた。 仕事で実際に使っていけそうだ。2015/12/14

わたなべ

5
入門と謳っているが結構難しいと思う。要求される数学レベルもそこそこ高い。読んでいて機械学習の奥深さを痛感させられた。個人的には機械学習で出てくる用語が理解できたのが大きい。また、EMアルゴリズムやサポートベクターマシンなど言葉は聞いたことがあっても詳しくは知らなかったので、詳しく説明があったのがありがたい。章末問題を飛ばして最後まで読んだが、より理解を深めるためにも章末問題を解いていこうと思う。2018/10/04

jackkitte

4
自然言語処理を使って文章のクラスタリングを行いたかったので、こちらの本を購入しました。 自然言語処理については初心者とそんなの変わらないレベルの知識のため(機械学習や統計的なものはある程度知ってはいるが)この入門と書かれた本に行き当たりました。 読んでみると、入門と書いている割には数式がガッツリ書かれているので、統計や確率の知識がある前提で読まないと厳しいです。 ですが、自然言語処理についての基本的なことや、アルゴリズムの使い方などは丁寧に書かれているので、私としては凄く分かりやすい内容だっと思います。2017/08/03

piro5

4
「これなら分かる最適化数学」のおかげである程度は分かったがやはりムズい。「どういう事例に有効なのか」をもう少しちゃんと説明してほしいとも思う。これで「入門書」なのか。。確かに必要な数学は少ないように感じるが、敷居が高すぎる。世の本は「史上最強図解 これならわかる!ベイズ統計学」を見習ってほしい。2015/12/21

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