内容説明
天真爛漫な少年・小学四年生のテルとドクター・カーに乗る若き獣医タロー先生の物語です。生きとし生きるものへの愛情と動物から教えてもらうことを通じてテルが素直に成長していく様子が特徴です。第三弾の今回は、ドクター・カーから離れ、動物病院が舞台になります。病院内部の構造はもちろん、獣医さんの仕事ぶりもよくわかります。タロー先生が遠くへ行ってしまうのではないかと不安を持ちながらも、最後にテルが見つけた夢にも注目です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
33
ルルル動物病院シリーズ3巻目、たぶん完結。「獣医になるためには、動物が好きなだけじゃダメ」真剣に獣医になりたいと思い始めたテルは、命について考える。タロー先生が遠くに行ってしまいそうな様子で不安になるテル。▽いくらでもダラダラ続けれそうな設定なのに、きれいに3巻でまとめてくれるって優秀すぎる。2018/09/11
どら母 学校図書館を考える
8
これで、終わりなのかなあ?2018/08/16
おはなし会 芽ぶっく
5
シリーズ3冊目。1~3まで一気に読めました。やっぱり地元でリクエストしよう。2018/12/16
HNYYS
2
図書館本。獣医を目指す子どもに読んでもらいたい。動物のことだけでなく、そこに関わる人たちの思いも汲み取ってこそ立派な獣医になれるのですね。2020/10/12
蒼姫
1
犬を飼いたいって思いだけじゃダメ。ご飯や散歩、予防接種や去勢などお金がかかるし、なにより命を預かること家族にするということ。最期まで一緒に過ごすというとても当たり前で大事なことを教えてくれる本。この本を読んで動物を飼いたいと思う人や獣医さんになりたいと思う人が増えると思う。2016/11/29