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内容説明
千田原一花は、高校2年の春に医師から余命2年の宣告を受けていた。
それから3年、大学2年になった一花はいつ終わりを迎えるかわからない日々を過ごしている。
そんなある日、彼女は偶然、大学を辞めた元哲学講師・萬木昭史と再会する。
想いを寄せていた萬木先生に出会えたことで一花の気持ちは、ふたたび燃え上がるが――。
はかない生を歩む一花と、静かに消えていこうとする男の、束の間の恋の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もぐもぐ
11
余命宣告された女の子が好きになった人は、同じく命の期限を告げられた人だった。そんな二人の恋の話。いつか必ずやってくる終わりの日への想像を笑顔で隠して”束の間”の幸せを積み重ねる一花が切ない。ありきたりになってしまうけど、どうか二人に一日でも長い束の間がありますように。二巻を読むの辛い。。。一花の涙の代わりに雨がよく降る。2021/04/23
JACK
9
☆ 大学2年の千田原一花は、余命2年と宣告されてから3年間、病気の事を周囲に言えないまま暮らしていた。そんな彼女は大好きな大学准教授、萬木(ゆるぎ)先生が突然退職したことに驚く。そして先生が余命1年と知らされ、衝撃を受ける。いつ死んでもおかしくない二人の関係はどうなるのか。一花の弟は出掛ける一花に反対するが、「うちにいたって死ぬんだよ」と返すシーンが読んでいて苦しい。泣きました。オススメ。2022/11/17
chirako
6
私の大事な猫は保護した時にはエイズ検査で陽性だった。今は発病もしていないし元気だけど、猫が私を置いていく日が必ず来ることがいつも頭の片隅にあって離れない。人間も同じ。お葬式に行くと自分はいつも置いていかれる側の人間だと思ってた。置いていく側の気持ちなんか考えたことはなかった。でもだからこそ、恋に精一杯すぎて自分が置いていく側だと考える余裕がない一花と、置いていく立場の人間なのに自分が全てに置いていかれる気分満々の先生のどこかちぐはぐな会話が面白かった。2021/06/05
GORIRA800
4
先生の儚げな優しくもどこか拒絶しているような孤独な雰囲気がすきです 思いを知りつつも拒絶する関係ってせつないね 一花の一途さと孤独な先生の関係性が素敵2023/05/27
かなっち
4
『はかない生を歩む一花と静かに消えていこうとする男の、束の間の恋の物語』というあらすじに惹かれて手に取りました、初読み作家さんです。余命宣告よりも生きている女子大学生と、現在余命宣告されてしまった元大学教師の期間限定のラブストーリーでした。2人の病気が明かされてないのでヒロインがなぜ余命よりも生きているのか分かりませんし(癌だったら進行早そうですし)、当事者ではないので心境は測れませんが、先生に言わずに一人我慢してる姿が苦しかったですね。自分の病気を告げた方が、お互いに勇気づけられるような気がするのは→2022/10/13
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