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内容説明
大学2年の千田原一花は、病によりいつ死ぬともしれない
不安定な日々を過ごしていた。
そんなある日、彼女は想いを寄せていた元哲学講師・萬木昭史と偶然再会。
この機会を逃すまいと熱烈なアプローチをするが、
彼もまた不治の病を抱えていたことを知る。
一花との距離を置こうとする先生。
それでも自身の病を隠しながら交流を強く望む一花。
しかし発作で倒れて入院したことで
余命わずかであることを先生に知られてしまう。
動揺した一花は先生との別れを決意するが
孤独に揺れる彼女の想いを受け止めたのは、
生きる希望をなくしていた先生だった。
本音をさらけ出したふたりの絆は深まり、
「今後やりたいこと」について語り合う。
だがそれぞれの命のタイムリミットは着実に近づいていた…。
はかない生を歩む一花と先生の、束の間の恋の物語―――完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
11
☆ 一花と萬木先生、ともに余命わずかな2人が残った時間をどう過ごすのかを描く完結巻。萬木先生の台詞が好き。 『泥のように死ぬのを待つより、何かを果たさなければと思ったんだ。そう思わせてくれたのが君なんだよ。』 『今ならまだ元気があるんだ。だから俺に気を使わないでほしい。俺だって君のためになにかしたいんだ。』 『もし俺がくたばっても君は悲しまないでいてくれるかい?君に会えて俺は本当に幸せだったから「いい日々だったな」って笑ってくれるかい?』 涙なしには読めませんでした。オススメ。2022/11/19
もぐもぐ
11
逃れられない結末に向かって歩み続ける姿はやっぱりとても切ないけど、一花が過ごす特別じゃない日常がとても愛おしく感じさせられる。美しい余韻を残す終わり方も素晴らしかった。最後まで読み続けてよかったです。2021/08/30
chirako
11
最終巻。「死んだら二度と会えない」という絶対の約束と現実が最後まで描かれている。だから私はこの作品が好きだ。楽しく幸せに生きてる人も死んでしまう人も同じ時間を生きてるのが私たちの世界で、それをこの作品は「日常」として描いている。この作品は「泣いて感動する恋愛モノ」でも「難病モノ」でもない。「日常マンガ」だ。だから私はこの作品が好きだ。2021/08/24
ねむたろ@積読強化月間!!
6
一気に読んでビショビショになっていた…ロマンチックの雨とたくさんのキラキラ…誰かをすきな気持ちをこういう風に大事にできたらよいですね。閑話ひとつひとつが可愛くてキャ~になりし者、2巻の閑話8と9が特にすきだったな…。2022/06/01
つっきー
5
京本くんがドラマやると知って。視点と時系列が行ったり来たりする構成でそれが醍醐味とも思うんだけど、ドラマはどうやって作るんだろうか?🤔絵になるシーンもあって映像化は納得。2022/09/02