双葉文庫<br> おんな与力 花房英之介 : 2

個数:1
紙書籍版価格
¥693
  • 電子書籍
  • Reader

双葉文庫
おんな与力 花房英之介 : 2

  • 著者名:鳴神響一【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 双葉社(2021/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575670493

ファイル: /

内容説明

頭脳明晰、剣も達者な美男与力・花房英之介には誰にも言えぬ秘密がある。それは、死んだ双子の兄に成りすました“おんな”であること。北町奉行の番方与力となった英之介は上柳原町で起きた火付けと押込の真相を追っていた。その最中、幼なじみの熱田雄之進が火盗改役の同輩を殺めた罪で捕らえられてしまう。友の無実を信じ奔走する英之介はやがて黒幕の端緒を むが……。華麗に痛快、おんな与力シリーズ第二弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

89
江戸北町奉行所の与力・花房英之介が、女であるが男として活躍する物語です。幼馴染の熱田雄之進が、目付に捕縛された件を調べていると。吉原の浮雲花魁から、岡っ引きの般若の又造の事を聞き。改易になった美濃八幡・金森家の家老が御家再興のために悪事を働き、金を集めていた事が分かります。英之介が、前作から娘姿の志乃に戻って美しい辰巳芸妓の「花吉」で情報収集します。そして今作は、美しい剣豪の女武芸者「清水雪緒」が登場します。次は、どんな姿が見られるか楽しみです。シリーズ2作目。字の大きさは…小。★★★☆☆2021/08/11

海猫

57
前巻が主人公の誕生編であり事件編、この2巻が解決編といった感じ。吉原に潜入する前半は、遊郭の雰囲気がよく伝わってきて大いに気分が出る。芸者になったり女武芸者になったり、変化する趣向がたいへん良かったし、それが出来る主人公だからこそ事件の真相が見えてくる構成も良し。剣戟は無いのかな?と思っていたら、終盤でかなり盛ってくれて、この点でも満足。女武芸者に扮して、殴り込みというのが燃えるね。スッキリ終わったし、前巻で物足りなかった要素が補完されて納得の仕上がり。このシリーズ、続けて読んでいこう。3巻の発売に期待。2021/04/27

坂城 弥生

52
事件がスッキリ解決して、その過程で知り合った浮雲ともこれから良い関係が築いて行けるんじゃないかなぁ。と色々先々に希望が見えるお話でした。でも、縁談は大問題だよね…下手に断ったら相手を傷つけちゃうし、でも受けるわけにも行かないし…2021/04/27

はつばあば

47
美人で武芸も達者なんて殿御にとっては「うへぃ・・お近づきになりたくない・・」でしょうが、同性の私は惚れ惚れしてしまいました(#^^#)。悪をやっつけるなんて、子供の頃から月光仮面とか少年ジェットなど弟とTVにかぶりついてましたもの。そうそう琴姫七変化なんかもね(^^♪。軽い読み物。BLで息抜きするのもいいけれど「おいらん若君」にも手を出してみようかしら(#^^#)2021/07/09

ホシナーたかはし

17
ある時は芸奴・花吉、ある時は女武芸者・清水雪緒、そしてまたある時は同心花房英之介。しかしてその実態は?!と茶ら平さんが口上述べそうな二巻。複数の謎が一つの謎にたどり着くのは良いのですが、犯人側の結末がちょっと納得いかない。一難去って、今度は性別的な意味でピンチに。どうなる?2021/04/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17604683
  • ご注意事項

最近チェックした商品