内容説明
本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れる不思議な古書店『止まり木』。その店で働く名取司は、店主の亜門や、その友人のコバルトなど、ここで知り合った大切な友人たちとの思い出と、彼らの存在を物語として紡ぎたいと思っていた。しかし、なかなか上手くいかない。自分の命に限りがあるように、亜門の存在にも限りがあるのではないか!?そう思い司は、未来へと続く一歩を、この友人のために踏み出したいと願うが──。大人気シリーズついに完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
197
司が成長する姿を見れた。ここに登場する仲間達と友人になりたい。人とだけでなく物との縁も大事にしたい。本屋の事情も学んだ。そうくるかというラスト。ラストの司と亜門のやり取りに泣けた。もし自分が亜門の立場だったら、亜門でなくても泣くわ。間違いなく号泣だ。みんなが皆が集まり楽しそう。みんなと一緒におしゃべりしたくなる。まさにハッピーエンドとはこのことだ。“止まり木”という空間で、コーヒーでなく珈琲を飲みながら、のんびり楽しく会話をしたいですね。2019/12/20
ミュポトワ@猫mode
90
幻想古書店で珈琲を、7巻目。最終巻です。番外編があるみたいなので、完結ではないのかな?番外編は持っていないので、機会があったら購入したいですが、とりあえず本編は終了。最後、魔人のお世話ばかりしていた印象だったけど、最後の最後で人間出てきたwっで、最後はある程度ご都合主義的になっても仕方ないでしょう。作者が本読まない人でそれでも作家デビューしちゃってる人だから。俺も年取ってから本を読むようになった人だから同じようにデビューできるかなとか淡い期待をしてしまうので、注意が必要ですがw2023/11/16
りえこ
51
終わってしまいました。さみしいです。 本が好きで、本の話を楽しくしている人達や、珈琲を飲みながら読書したり本屋さんで沢山の本を買ったり、大好きなことのつまった本でした。 皆が幸せそうで良かったです。2019/01/27
ゆきちん
44
シリーズ第7弾で完結編。限りある命の人間、司が魔人の亜門(やコバルトたち)に寄り添うために考えた事とは。いい加減慣れそうになってた一人称の違和感がここに来て効いてキレイに完結。終わってみたら…まぁまぁかな。2018/10/23
はな
41
図書館本。完結しました。司が導き出した未来はいい選択だったのではないのかなと思いました。亜門たちにとってはわずかな時間だと思いますが、そのわずかな時間がいとおしいと感じました。2019/03/13