ハルキ文庫<br> 幻想古書店で珈琲を 青薔薇の庭園へ

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ハルキ文庫
幻想古書店で珈琲を 青薔薇の庭園へ

  • 著者名:蒼月海里【著者】
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • 角川春樹事務所(2020/10発売)
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  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758439848

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内容説明

本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れるという不思議な古書店『止まり木』自らを魔法使いだと名乗る店主・亜門に誘われ、名取司はひょんなことからその古書店で働くことになった。ある日、司が店番をしていると亜門の友人コバルトがやって来た。司の力を借りたいと、強引に「お茶会」が開催されるコバルトの庭園へと連れて行かれてしまう――(「第二話 ツカサ・イン・ワンダーガーデン」より)。本と人で紡がれた、心がホッとする物語。待望のシリーズ第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

181
縁を失くした者の前にだけ現れる古書店『止まり木』。行きたいけど、そういう条件だから、そう簡単には行けないなあ。亜門の珈琲を飲むためなら、司と友達になって、『止まり木』に行くしかないなと真剣に考えてしまう素敵な古書店。コバルトは個性が強くて面白そう。コバルトにも会ってみたい。『止まり木』に行って、気どって珈琲を飲みながら、読書してみたいですね。あっ、でもここは喫茶店でなく古書店だった。亜門に怒られる。とにかく素敵な古書店ですね。『オズの魔法使い』、『不思議の国のアリス』読みたくなるよ。2019/12/06

夢追人009

162
作中に外国文学の古典名作が取り上げられ読んでみたい気持ちを後押ししてくれる幻想古書「止まり木」店主アモンと従業員・司の友情を描いた読書ファンタジー・シリーズ第2弾です。第1話:「夜間飛行」悩めるIT企業社長に進路を教え心の平安をもたらす話。第2話:「不思議の国のアリス」司がアモンの古い友コバルトに奇妙な庭園に招かれて茶会を体験する話。第3話:「オズの魔法使い」悩む絵本作家志望の青年を手助けする話。どんだけ茶会好きなんだ、コバルトは。本作はBL小説寄りですが撫で撫での愛情表現止まりなので正直安堵しています。2018/11/16

へくとぱすかる

153
軽い気持ちで読めるのがいい。本の世界のファンタジーというより、亜門の店を訪れる人々の人生模様を描いていく感じ。司くんとコバルトのお茶会の話よりも、最初と最後の話がよかった。重々しい読書に疲れたときに、チェイサーのように読むといいんじゃないかな。3作目はまだ手元にないので、いずれそのうちに。2018/01/08

Yunemo

118
読み始めると睡魔に襲われ、読了までに思ったより時間がかかって。何なんでしょ!読書の新たな楽しみを、と想っていたのですが、作風が変わってきたような気がして、肌に合わなくなってきてるのかな。せっかく名作を紹介してるのに!でも、随所に表現される言葉には納得感。珈琲は読書につきもの、人と人を繋ぐ飲み物、仰る通り。本の読み方も、物語を愛でるタイプと登場人物を愛でるタイプと、人それぞれ。自身は、どちらかというと物語のほうかな、なんて一人想い。本質を見誤ったままだと、それが真実になる。確かに確認せずに後々苦労が増して。2016/10/17

りゅう☆

106
魔法使い亜門の古書店で働く司。しかし彼に悩みは尽きない。今後亜門との関係は?自分の将来は?自分は何がしたいのか?従業員に厳しい若き経営者が『夜間飛行』の出会いで自分の気持ちに正直になれたり、コバルトの庭園に連れて行かれお茶会のゲストを探しながら『不思議の国のアリス』の世界のような不思議体験をしたり、絵本作家目指す書店員玉置に母が残した『オズの魔法使いと僕の宝物』で新たな発見をしたり。亜門に憧れる司、司が可愛くて頭を撫でることを許してもらった亜門。軽いBLにこっちが恥ずかしくなるけどそんな2人の関係がいい。2017/09/24

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