内容説明
秋冬の繁忙期を迎えようとするホテル猫番館。専属のパン職人として、紗良は販売用の新作パンのアイディアを練っていた。そんなある日、「自分は紗良よりもパン職人としての実力がある。自分と紗良を比較して、ふさわしいほうを選んでほしい」という人物が現れて……!? 猫番館に、予期せぬ波乱が訪れる……!
目次
Check In ことのはじまり
一泊目 パン職人(ブーランジェ―ル)とパン職人(ブーランジェ)
Tea Time 一杯目
二泊目 乙女たちのお茶会
Tea Time 二杯目
三泊目 ホテリエの流儀
Tea Time 三杯目
四泊目 聖夜の魔術師(マジシャン)
Tea Time 四杯目
Check Out ことの終わり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カメ吉
151
シリーズ3作目。前2作より砕けた雰囲気で馴染んできた気がする。今回は4つのお話でしたが1話目は紗良の専門学校の同級生が紗良のパン職人の座を奪う為に猫番館に乗り込んで来てひと悶着アリ。紗良は大ピンチ?そして、2話目は「ゆきうさぎのお品書きシリーズ」の大樹のおばあちゃんが猫番館を訪れて色々あります。3話目は同業者が4話目はクリスマスのマジックショーに代役で出演する事になった元マジシャンのお話でしたがどの話も猫番館のスタッフのプロ意識の高さと心の温かさが来る人達を元気に前向きにする。理想のホテル、職場ですね。2020/11/09
ぶんこ
72
一泊目、専門学校時代の同級生秋葉さん登場。紗良さんの人の良さが、頑なな秋葉さんの本来の人の良さを引き出したようです。自分にはわからない理由で嫌われていたら、私なら口も聞きたく無いけど、紗良さんは健気でした。二泊目、80過ぎの女性2人でのスイートルーム泊。歳をとっても、常に身綺麗にする意味が伝わってきて、コロナ禍の引きこもりで身なりに構わなくなっている自分を恥じる。三泊目、ホテリエとしての心構え、思いやりなんだなぁ。四泊目、マジシャンの悲哀。どこまで踏み込んでいいのか?要さんとは進展なし。2021/03/05
涼
66
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/11/post-726c71.html 今回は、専門学校時代の同期生がライバルとして登場。しかし紗良の対応は自然なものでした。 かっかしている人相手に、絶妙感満載ですね。2022/07/07
よっち
63
秋冬の繁忙期を迎えようとするホテル猫番館。販売用の新作パンのアイディアを練っていた紗良の前に、ふさわしいほうをパン職人として採用ほしいというかつての同級生・秋葉が現れる第四弾。学校時代から紗良のライバル視する秋葉と同僚として働いたり、貴婦人たちのアフタヌーンティ、自信をなくした同業のお客様が選ぶホテルブレッド、12月の優しいまかないシュトレンなど、紗良や働くスタッフたち、ひいては猫番館の真摯なありようが、いい感じに影響を及ぼして行き詰まっていた顧客の転機に繋がっていく感じが個人的にとてもいいなと思います。2020/11/19
hirune
62
このシリーズを読むと、パン屋さんに駆け込んで美味しいパンをあれこれ買いたくなります🥐🥖🥪しかし秋葉ってやつは自分の実家のパン屋の経営が苦しいことや自分の性格のせいで職場の人間関係に躓いて失職したのに、紗良の家柄や仕事が上手くいっているのを妬んで嫌がらせをしてくるとは、完全な八つ当たりなのに一言も謝らず去ったのは評価できませんね。紗良に良いアドバイスを残したとはいえねぇ😓2021/04/21
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