相談役 島耕作（２）

著者名：弘兼憲史【著】

講談社（2020/09発売）

• ISBN：9784065207536

内容説明

日本を代表する電機メーカー・テコットの会長を退いた島耕作は相談役に就任する。テコットの枠にとどまらず日本の経済活動に貢献するためだ。そんな島のもとを悩める風花凜子社長が訪れた。風花は、自分より若い彼女に嫉妬し、難癖をつけてくる取締役連中に縛られ、自らのプランを実行できないと思いを吐露。窮地のなか、「テコットを委員会設置会社に変更する」という大胆な構想を島に提案した。実現すれば、報酬や人事の透明性を高めることができるが、プロパーの取締役を減らし、社外取締役を増やす必要があるという。そのためには、取締役会で賛成を得なければならないが、もちろん会議は紛糾してーー新型コロナウイルスが猛威をふるう中、未来のテコットのため、島も動き始める。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐうぐう]

漫画の世界にも、新型コロナウイルスは容赦なく侵入する。島耕作もマスクをし、ランチも外食ではなく社内で宅配ピザを頼むという感染対策を取らざるを得ない。肝心のストーリーはというと、テコット社長・風花の改革案を阻止しようとする保守派との攻防が描かれる。とはいえ、社内抗争よりも、島の別れた妻と孫の邂逅を描く苦いエピソードの方が読ませるのは、良いことなのか悪いことなのか。

2020/10/13

[山田太郎]

元妻えらく性格悪いというかなんだかな、しかしなんで結婚したのかわかんないくらいいいところない元嫁。あげくに娘も家庭がぐだぐだで、孫はばあちゃんに色目使うからすごい一族だな。しかし、毎度のことながら役員のわりに使えないというか頭悪いのが多い会社だな。そういえば福田さんは生きてるのかな、よくわかんなくなってきた。

2022/09/10

[水渕成分＠小説家になろうカクヨム]

新社長。社内基盤がぜい弱なせいか、何かと会長、相談役を頼るような気もします。

2020/09/25

[shonborism]

元妻の怜子や、プロキシーファイトということで大町愛子も再登場。相談役編になってから更にだが、課長編時代からのキャラクターがシワシワに描かれてる気がする。

2020/09/25

[もくもく]

何年振りかの元嫁登場。賢い女のイメージでしたが、今の姿は何だかなーって感じですね。社内のいざこざは会長ではあまりなかったので、島耕作らしい話かなと思います。

2023/09/26