内容説明
特殊能力持ちの女子高生とイケメン検察官、そして、最強のおじいちゃん弁護士――嘘が真実を呼ぶ法廷ドラマ! 京都御所の袂に事務所を構える弁護士・吾妻正義は、腕こそ確かだが、強引でお金に汚い。その孫・つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える能力を持つ女子高生。今回も、勝手に婚姻届を出された男とその婚約者を巡る偽装結婚疑惑、偏屈な老人とワケあり母子家庭の間に起きたご近所騒音問題と厄介な依頼ばかり。中でも、放火犯へ執拗につきまとう記者の名誉毀損問題は、草司の過去にも絡んできて…?
目次
第一話 偽装結婚はお手軽犯罪
第二話 ご近所トラブル見ざる聞かざる
第三話 ペンよ燃やせ人生を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
104
えっ、その終わりかた??本当にそのキャラ登場なの??巻が進むごとにどんどん面白さが増していくんですけど。。一話一話も面白いうえに、全体の流れもよくて、しかも、巻の終わりにインパクトのある驚きが。。うますぎる。2021/09/27
坂城 弥生
37
続き気になるよ~。 正義の啖呵は格好よかった。2023/03/22
よっち
32
クセモノ弁護士・吾妻正義のもとに舞い込む依頼は手強いものばかりで、孫の女子高生と幼馴染検察官たちが振り回される第三弾。勝手に婚姻届を出された男と婚約者を巡る偽装結婚疑惑、偏屈な老人と母子家庭の間に起きた騒音問題、執拗につきまとう記者を名誉毀損で訴えたい連続放火犯からの依頼。ライバル弁護士も登場して、濃い案件だらけの上に正義も相変わらずで苦笑いしたけど、でもそれが草司の過去にも繋がっていて、事件を通じてそれぞれの心境の変化もあって少しずつ成長していってるんだなというのを実感しますね。続巻もまた期待してます。2020/09/05
mariann
29
3巻目。巻を経るごとにどんどん面白くなって行く本作、最初から草司は七つ屋しのぶの顕定と凄く被るもんで、勝手に脳内で顕ちゃんが動いてる(笑)プロットとか別に似てないのにな。この作品、表紙やキャラクターに似合わず案外いやミスで終わることが多いので、ましてや比賀だしドキドキ心の覚悟を決めながら読んでいったら斜め上から爆弾落とされたよ… 先が気になるよ!それにしても日本の婚姻、そんな穴だらけでいいのか?昔から勝手に婚姻届出されてる話は聞くけどまだ改訂されてないんだね。2021/05/04
ひぬ
26
嘘をつく人の顔が歪んで見える特殊能力を持つ主人公と彼女の周囲が織り成す法廷もの、シリーズ第3巻。偽装結婚疑惑、騒音問題や名誉毀損問題に関しての依頼が舞い込みます。前巻同様、苦い後味が残る話が多かったです。偽装結婚疑惑の男側が本当にクズでした。特に三話目の名誉毀損問題に関して、つぐみは良くも悪くもまだ子供なので、やってはいけない事をしてしまいましたが、ちゃんと挽回できて良かったです。お金の味方だけど弁護士としても最後まで芯を通していた正義、好きです。最後に爆弾も投下され、話がどう展開するか気になります。2021/04/01