内容説明
敏腕だが、お金に汚い弁護士・吾妻正義の孫・つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える特殊な能力を持つ女子高生。正義の許に来る依頼は難事件ばかり。「相続放棄を迫られた後妻」「詐欺師扱いされた投資コンサルタント」「DQNネームを改名したい女子高生」「隣人から引っ越しを迫られる犯罪者の息子」、依頼人や原告の「嘘」に隠された真実に幼なじみの草司と共に挑む! 【目次】後妻は遺産でもめるもと/親には会っておかないと遺産が減る/DQNネームは苦労する/財布を拾って届けるのは危険
目次
後妻は遺産でもめるもと
親には会っておかないと遺産が減る
DQNネームは苦労する
財布を拾って届けるのは危険
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
98
法律事務所に持ち込まれる事件を解決する1話1話もおもしろいけど、実は草ちゃんには秘密がある。それが最終話で明かされるのに、そこが終わりじゃなく、むしろこの1巻がプロローグなことに驚く。続きも読みたい。2021/09/18
佐島楓
59
登場人物全員ワケあり、けれど主人公のつぐみの空元気には救われる。さらっと読めて面白く、つぐみの想いの行方も気になった。2018/07/28
カメ吉
52
初読みの作家さんでしたが面白かった。軽快な展開で読みやすい中にもしっかり喜怒哀楽があってリーガル物なのに変に難し過ぎず。 正義じいさん弁護士に孫のつぐみ、許嫁?の検事の草司、親友のケイ弁護士、亡きおばあちゃんまでみんな良いキャラしてて愛着わきそう。 京都感も『出町ふたばの豆大福』とか大好きな和菓子が出てきて満足でした。またまだ草司の謎を残してるんで続編も期待してます。あれば是非とも読みたいです。2019/02/17
よっち
46
敏腕だがお金に汚い弁護士・吾妻正義の孫つぐみは、嘘をついている人の顔が歪んで見える特殊能力を持つ女子高生。幼馴染の検察官・汐見草司もたびたび巻き込んで持ち込まれる案件を解決してゆく物語。相続放棄を迫られた後妻、詐欺師扱いされた投資コンサルタント、DQNネームを改名したい女子高生、隣人から引っ越しを迫られる犯罪者の息子といった何とも複雑な事件に正義もまた濃い存在で、ワケありの過去を抱えた登場人物たちそれぞれの物語、そして複雑にこじれていたつぐみと草司の今後も気になりますし、またこの続きを読めたらいいですね。2018/08/06
ぐっち
33
永瀬さらささんの新作は、オレンジ文庫。弁護士と検事のお仕事小説×何だか過去がありそうなイケメン幼馴染という、オレンジ文庫の売れ筋をしっかり押さえてる!そして、おじいちゃんカッコいいな!続きますように。2018/08/11