文春文庫<br> 満月珈琲店の星詠み

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文春文庫
満月珈琲店の星詠み

  • 著者名:望月麻衣【著】/桜田千尋【画】
  • 価格 ¥730(本体¥664)
  • 文藝春秋(2020/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167914004

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内容説明

ツイッターで話題のイラストにインスパイアされた新シリーズ
満月の夜にだけ開く不思議な珈琲店。優しい猫のマスターと星遣いの猫たちが、極上のスイーツと占星術で、人生に迷える人々をおもてなしする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

854
満月珈琲店のメニューがネーミングもよく素敵すぎる。占星術はわからないけど、満月の光に優しく照らされながら、疲れた時に満月珈琲店に行って、猫の定員に癒されたくなる。これから先、生きていく上で、様々な悩みの解決、これからの気づきを教えてくれそうだね。つい部屋の窓から月が満月かどうか確認したくなる。空色ビール“星空”が飲みたい。月光と金星のシャンパンフロートもいいね。2020/08/31

のいじぃ

761
読了。Kindle版。可愛らしくロマンティックなイラストが目を惹くのでカラー表示のものがおすすめ。個人的には紙の本で買えば良かったかも知れないと思う一冊。それプラス西洋占星術や猫要素、カフェを取り入れお洒落な感じでこの辺は文章担当の作者の好きなものを京都を含めて固めた感じですか。ホロスコープが割と本気度が高く、説得力があるものの、もう少し読者や物語に向けて表現の方法を柔らかいものにしても良かったのでは。全体的に明里の厳しさが何故か作品と重なってしまい、綺麗でファンタジックなメニューを味わい損ねてしまった。2020/08/19

さてさて

759
『どこで間違っちゃったんだろうな…』。そんな主人公の思いの先に『「満月珈琲店」には決まった場所はございません』と、にこりと目を細めて説明する大きな三毛猫がマスターを務めるファンタジー世界の『珈琲店』が登場するこの作品。そんな作品にはリアル世界にそれぞれの悩みを抱えて生きる主人公達の苦悩が描かれていました。初めて接する人にも『占星術』の考え方を分かりやすく伝えてくれるこの作品。絶品スイーツが物語を絶妙に彩ってもいくこの作品。全く知識のなかった『占星術』に興味津々にさせてくれたとても優しい世界観の物語でした。2023/04/15

へくとぱすかる

751
『満月珈琲店』を先に読んだので、こちらも。絵本の方は、桜田さんのイラストの雰囲気をそのまま文字にしたような物語になっていたが、こちらは望月さんの小説中心。ファンタジーには終わらない、より現実的な物語になっている。マスターや他の猫たちも、ただ優しいだけではなくて、励ましてくれるような存在。傷ついた人々の前にふと現れる、という点は同じでも、ずいぶんニュアンスがちがうものだ。イラストが口絵にあって、占星術が物語の前面に押し出されていたのは予想とちがっていたが、ほっとする本。2020/09/22

ひさか

723
別冊文藝春秋2020年7月号:プロローグ、第1章、書き下ろし:第2〜3章、エピローグを2020年7月文春文庫から刊行。満月珈琲店で、猫が、登場人物達の星読みをしてくれるというお話。お客さんからは注文ができないというお店のルールが面白い。星読みの図の解説が楽しい。各章の主人公がリレーされ、エピローグで、すべてがつながるという構成は、展開が出来過ぎの感もあるものの、楽しいファンタジーです。桜田さんのイラストも面白いです。2020/09/22

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