内容説明
ロボット工学者ジェイムズ・ストーン、材料科学・ナノテクノロジーの専門家ニディ・ヴェーダラら「ワイルドファイア計画V2」のメンバー4人と護衛部隊は、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士ソフィー・クラインによる上空からのサポートを受けつつ、ブラジルのアマゾン奥地を目指した。無数のホエザルの死体を検分し、未接触部族の襲撃から逃れた調査隊のメンバーは、ついに怪現象の発見現場に到達する。そこにあったのは、見たこともない形状と性質を持つ漆黒の大構造物だった! アマゾンの密林から、正体不明の構造物の深部へ、そして宇宙へと話は導かれていく。そして、謎の「病原体」はかつてより進化し、人類を恐怖に陥れる……。『アンドロメダ病原体』原書刊行50周年企画、遂に登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
208
上・下巻、500頁超、完読しました。やはり出版しない方が良かった残念な作品でした。遺族がマイクル・クライトンブランドでもう一稼ぎしたかったんでしょうが、マイクル・クライトンの様な斬新なアイデアやサスペンス感は全く感じられませんでした。アンドロメダ病原体に拘らず、新型コロナウィルス的な新たで強毒な感染症を描いた方が、まだ良かったかも知れません。 https://www.hayakawabooks.com/n/n03b66f45bc992020/07/27
KAZOO
110
アンドロメダ病原体の続編ということで楽しみました。病原菌と思いきや必ずしも人類にとっては悪いものではないということがわかります。アマゾンの奥地に奇妙な建造物が成長しつつあるということで、世界から集められた知能がそれぞれの役割を果たしています。宇宙から指示を出す人物や前作の主人公の息子といわれる人物(この人物はあとで本当の正体が明かされます)。宇宙とのつながりをより簡単にするものがキーとなっています。また続きがあるのでしょうか?主人公たちの義理の息子となった子どもの存在が今後…。楽しかった。映画にしてほしい2022/07/26
at-sushi@進め進め魂ごと
71
低予算映画のような地下施設での密室劇だった原作に対し、本作はハリウッド2作目あるある的に予算も舞台もスケールアップ。アレとアレとでアレを造るというアイデアは荒唐無稽ながら面白かったが、映像化を狙いすましたような派手なアクションシーンとご都合主義の連続で、エンタメ路線への振り切り方が凄い。ポップコーンムービーがお好きな方にはお薦めできるが、原作の知的なテイストがお好きな方は別モノと考えておいた方がよいかと。 2020/08/20
紫綺
61
あの時の命は生きていた!地球を救う切り札として…。宇宙一スゴい垂直ジェットコースターに乗った気分。楽しかった♪2021/01/09
ヒデキ
50
後半になって徐々に明らかになってくる、病原体の正体 これを人類のために有益と思っている科学者の暴走とそれを防ぎたい科学者との闘いを描いています。 個人的には、軍や政府が、もっと、全面にでるかと思いましたが、それが、かなり少なかったためにもっと緊迫感が、出たんじゃないかと期待していた部分が、ちょっと、物足りなかったです 全能の神のような存在は、やはり、ちょっと苦手だなあと思ってしまいました2023/10/26
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