岩波少年文庫<br> 二年間の休暇 下

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岩波少年文庫
二年間の休暇 下

  • ISBN:9784001146042

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内容説明

休暇で6週間の航海に出ることになっていた寄宿学校の生徒たち.ところが船が流され,嵐の果てにたどりついたのは無人島だった――.少年たちは,時に反目し合いながらも,自らの知恵と勇気で運命を切り開き,島での生活を築きあげていく.〈十五少年漂流記〉として知られるヴェルヌの傑作冒険小説.完訳版.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

49
欲を言えば、15人全員の人物紹介のページを1~2ページ設けるべきだったなと思う。ラストは本当に良かったと思え、スッキリ出きる読後感が心地よい。挿し絵も、緻密に書き込んであり、迫力があって素晴らしい。2017/04/29

シルク

14
工事中~2018/03/19

9
上巻がおもしろかったので、続けて下巻も。逞しくて、頭の良い少年たちだと思う。国の違う人間たちが集まると、どうしても歴史や色眼鏡で見ることがあるのだろう。それは小さな少年たちでも同じだ。そういった意味では、ヴェルヌは広い意味で社会の縮図を表しているんだな。ブリアンとドニファンが友情を深め合ったのがいちばん嬉しかった。そして、ケイトの登場でフレンチ=デンはもっと快適に愛情溢れる場所になった。もう少し彼らの冒険を見ていたかったな。2012/07/05

ぱちょ

5
すごかったな。大人が加わり状況が変わってく。危険が迫る前にドニファンが変わって良かった。こどもだけで無人島で生き抜くすごさが感動的でした。ゴードン、ブリアン、ドニファンが特に抜きん出て力があった。ジャックの秘密とかドキドキするエピソードがたくさん。2017/10/01

KiKi

4
イギリス人の中のリーダー的存在であるドニファンとフランス人のうちの兄であるブリアンの確執は、彼らの性格によるもの・・・・・というように描かれているけれど、英仏2国の歴史的な関係の縮図みたいな印象があります。  ヴェルヌ自身がフランス人のためか、どこかブリアンを「良い子」扱い、「人気者扱い」しているのがちょっと笑えます。  でも、よくよく読んでみると、ブリアンにもどこか小賢しいようなところ、計算高いところが見え隠れするのはやっぱりお国柄でしょうか・・・・・(笑)2013/10/23

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