ハルキ文庫<br> 策謀 警視庁追跡捜査係

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ハルキ文庫
策謀 警視庁追跡捜査係

  • ISBN:9784758435208

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内容説明

五年前、渋谷で殺人を犯し、国際手配されていた船田透が突如帰国するとの情報が、追跡捜査係の西川大和の許に入った。逮捕されると分かりながら、なぜ船田は帰国するのか? 無事逮捕できたものの、黙秘を続ける船田の態度に西川は不審を抱くのだった――。一方、五年前のビル放火事件の洗い直しを続ける沖田大輝は、犯行の動機に疑問を感じていた。細い手掛かりを求め奔走する沖田。やがて、それぞれの事件は、時を経て再び動き始める――。書き下ろし長篇警察小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

470
第1作からずいぶん間を空けてしまったこちら。不安いっぱいで読み始めたが、西川刑事と沖田刑事、性格も捜査方法も正反対の名コンビ、設定がすうっと蘇ってきた。今回は事件内容がわたしの好きなタイプではなかったものの、この2人の活躍を、シリーズ最後まで追いかけるぞ(と、ここでも腕まくり)。2020/03/06

じいじ

111
仕事で口論できる「親友」っていいもんですね。とても読後感の良い小説でした。1作目の『交錯』で、このシリーズは面白いと確信していたが間違いなかった。渋谷署管内で、5年前に起きた二つの事件―その未解決事件に立ち向かう二人の刑事の奮闘記。プロットの面白さに加えて、登場人物のキャラづくりがとても見事です。冷静沈着な西川、短気で行動派の沖田の両刑事を柱として、脇を固める若手刑事たち(なかでも女性刑事が魅力的)が溌剌として気持ちがいいです。このシリーズは目が離せません。残り6冊、スタンバイ完了しました。2018/08/14

ゆみねこ

86
5年前に渋谷で起こった殺人事件。容疑者として国際手配されていた男・船田が突如帰国。西川が逮捕して取り調べを行うも、黙秘する船田。沖田は殺人事件と相前後して起こったビル放火事件を、三井さやかと共に追う。気の合わない西川・沖田にさやかが加わって、事件の捜査が大きく動く。まずまずの面白さ。2017/03/02

Tsuyoshi

66
警視庁追跡捜査係シリーズ第2弾。前作同様西川と沖田の四十路刑事コンビを中心に5年前に起きた殺人事件およびビル放火事件を追う話。前作同様それぞれの事件が交錯する結末となったが、このシリーズはこの流れが続いていくのか?沖田と響子の結婚の行方も気になる。 2018/10/16

たかちー

66
微妙に前作「交錯」を忘れかけてるけど。5年前ほぼ同時刻に近い場所で発生した2つの未解決事件と言うことで、やっぱり…と思いながら読んでいた。船田の内面を明らかにしていく話だった。途中2つの事件がこんがらがる場面もあったけど、西川・沖田・さやか・三輪の掛け合いを楽しみながら読む。ちなみに、そっくりな検事はもう少し話に絡んでくると思ったんだけどな…。2012/12/10

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