内容説明
異世界からの転生者にして戦闘狂の“ケルヴィン”。その仲間であるジェラールは、
ついにある人物との邂逅を果たした。その者の名はジルドラ。かつてジェラール
の祖国を滅亡に追いやった人物その人であった。亡国の、そして亡き妻子の仇を
討つため――ジェラールは今、剣を振るう……!
一方その頃、聖域「揺り籠」にてケルヴィン、メルフィーナと相対するは、「神
の使徒」を束ねるアイリスだった。強者との戦闘を望むケルヴィンと、エレアリ
スを妄信するアイリス。両者が選択したのは、刃を交えることのみであり……?
黒衣の“死神”が仲間と共に神の使徒に挑む、爽快バトルファンタジー第12幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T
6
敵の本拠地へ投入したケルヴィン一行。そんな中、ジェラールは因縁深き相手・ジルドラと邂逅を果たす。その一方、ケルヴィンとメルフィーナは『神の使徒』を束ねるアイリスと邂逅し、刃を交えることに・・・。仲間と共に神の使徒へ挑む爽快バトルファンタジー、第十二弾。因縁深きジルドラとの死闘と『神の使徒』アイリスとの死闘。どちらの闘いも緊迫感や迫力がひしひしと伝わってくる熱い戦いで、目が離せませんでした。一つの因縁が終わり、新たな因縁が紐解かれる中、ケルヴィン一行はどう行動するのか。次巻も楽しみです。2021/04/08
真白優樹
6
ジェラールが因縁の相手であるジルドラと激突する中、聖域でケルヴィンとメルフィーナが、敵の首魁であるアイリスと激突する今巻。―――続く因縁を断ち天を穿て、真っ直ぐに進むその力で。今まで長きにわたり続いてきた幾つかの因縁。それに終止符を打つため、各人が絶対に負けられぬ戦いへと向かい死闘を繰り広げる巻であり、死闘に次ぐ死闘が極限まで心を熱くさせる巻である。死闘の先の喪失、果たしてケルヴィンは彼を信じる彼女を救う事は出来るのか。次なる目的も出来る中、次の相手は誰となるのか。 次巻も早く読みたいものである。2020/05/23