闇の国々IV

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闇の国々IV

  • ISBN:9784796871730

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内容説明

〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。
異変に襲われたアルミリアを救うため飛行船で出発した少年の旅路を描く『アルミリアへの道』、“永遠の現在”法により、過去・未来について考えることを禁止された廃墟の街を描く『永遠の現在の記憶』、ある男の死によって加速していく街の怪現象とその謎をめぐって奔走する人々を描く『砂粒の理論』など、シリーズ最新作を含む3篇を収録。日本語版特典として、10年前にスクイテンがフランスの雑誌の依頼で富士山を描いたイラスト連作『Mt. Fuji』シリーズを収録。さらなる進化を遂げる〈闇の国々〉シリーズ第4巻! 第16回文化庁メディア芸術祭大賞受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すけきよ

8
「アルミルアへの道」と「砂粒の理論」はシリーズ通しても傑作。これにて、ひとまず邦訳は区切りみたいだけど、まだ未訳の番外編が結構残ってるな~2013/12/27

izuru youichi

2
日本語版としてはこれでひとまず完結のシリーズ第4巻。 既刊同様どの作品も素晴らしいが、最初はちょっとした怪現象が静かに拡大し街を飲み込みそうな異変に発展していく『砂粒の理論』がこれぞ闇の国々という感じで面白い。他にも1巻に収録されている「傾いた少女」の絵本版「傾いたメリー」や圧倒されるような絵が連続する「永遠の現在の記憶」等、傑作揃い。 未邦訳の番外編もいくつか残っていると言うことなので、それらの作品が日本語で楽しめる日を待ちたい。2013/12/01

龍國竣/リュウゴク

2
「永遠の現在」という概念をもつ、「タクサンドリア」の最初のシナリオを参考にした作品。また、砂や石が増殖する不条理な出来事を描く「砂粒の理論」。現実と交錯することでフィクションの幻想性が高まるという効果が用いられる。実験的な「アルミリアへの道」は絵物語に似る。2013/10/22

monado

1
「永遠の現在の記憶」のヴィジュアルは圧巻。「傾いた少女」の絵本版「傾いたメリー」はとてもわかりやすくて面白い。正篇はすべて翻訳されたとのことだが、ここまできたのだから番外編もすべて翻訳してほしい。2013/11/27

あゆむみ

0
シリーズ最終巻ということで。「砂粒の理論」が、論理があって入り込みやすいのですが、これまでの人物や年代記があってはじめてすんなりいくのかも。全巻振り返ると、「塔」の冒険譚が一番好みだったようで、強く印象に残っています。物理法則を無視して拡張していくような、それをあるがまま受け入れていくような世界観が好きです。2014/10/07

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