内容説明
ある日突然月が七つに分裂した。その後の月のかけら同士の衝突によって、2年後には無数の隕石が地表に降りそそぐ〈ハード・レイン〉が起き人類は滅亡する。各国政府は。人類の遺伝情報のサンプルや文化遺産のデータを未来に残すため、国際宇宙ステーション(ISS)を核とした“箱舟計画(クラウド・アーク)”を立案した。計画遂行のため、宇宙で生き残る1500人を選抜するべく各国は苦渋の決断を迫られる。人類の未来を俯瞰する破滅パニックSF大作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もち
18
「バイ、ハニー、おれたちを誇らしい気分にさせてくれよ」◆月が七つに分裂した。2年後には破片が地球へ降り注ぎ、人類は滅びる――。慈悲無きカウントダウンの中、宇宙ステーションを主軸にした方舟計画が始動。過酷な宇宙で、人々は未来を掴もうとしていた。■現在の技術をどう活かせば宇宙での集団生活を実現しうるのか、というトライ&エラーが綿密に描かれる、「火星の人」のベリーハード版。地球と宇宙の間には政治が横たわり、さらに醜い苦境を露呈する、生々しい大作SF。2020/05/26
Pustota
5
突如月が割れ、降り注ぐ欠片によって2年後に地上は火の海になる。人類は宇宙に方舟を作る計画を立てる。割れた月のもたらす破滅のビジョンが圧巻。宇宙空間で生き延びる困難や工夫を緻密に積み上げていく濃いSF。説明が細かくついていくのが大変だが、じっくり読むのが楽しい。極限状態の「政治」には不穏な気配もあり、どのようにタイトルに繋がっていくのか気になりつつ下巻へ。2024/10/31
SINKEN
4
【総評】★★☆☆☆【感想】(図書館本) 上巻だけで600頁。普通ならこの一冊だけでも上下巻くらいのボリューム。長かった。それでも面白そうだから読み続けたけれど、やはり途中で中だるみしてしまう、、月が割れてしまうっていう大胆な設定からスタートするものの、肝心なその原因については単に「エージェント」と呼ばれる何者かが衝突して去って行ったっていうだけで、たいして説明ないのは何でなんだろうと勘繰ってしまう。下巻でいろいろと回収されるのだろうか。意を決して下巻へ。2023/04/22
a_o
2
★★★★☆2024/02/27
rincororin09
2
まだ半分か…(^^; 1,2冊読んでると記憶してるが、相変わらず設定の鬼みたいな作家さん。下巻で5000年飛躍するの!?2020/09/24
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