内容説明
龍家と鳳家――崑国を二分する戦は激しさを増していく。そのとき、追い込まれたショウ飛の前に現れたのは、飛び去ったはずの五龍だった! 天意に導かれるかのごとく終息する戦い。最後に残すは、反乱の首謀者である鳳朱西の処刑のみ。時を同じくして理美は知る。戦いの裏に、彼の優しい“野心”があったことを。「あなたに会えて良かった」居場所を知らなかった和国の少女は、唯一の華――“一華”となる。シリーズ堂々完結!
【電子特典短編】
ショウ飛たちのその後を描く、書き下ろし短編「龍の後継者」を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
40
龍家と鳳家の崑国を二分する最終決戦。激しさを増す戦いの中で追い込まれつつあったた祥飛の前に飛び去ったはずの五龍が現れる第十一弾。劣勢の中で現れた五龍をきっかけに天意に導かれるように終息した反乱。獄中の朱西によって明かされてゆく真意と、最後に残された反乱の首謀者である鳳朱西の処刑。ここからどう決着をつけるのかと思いましたが、最後もまたこの物語らしい展開でなるほどなと思いました。なんかいい感じに収まった完結でしたけど、雪美たちのその後はまた機会を改めて読んでみたいですね。その辺スピンオフとして期待しています。2020/04/25
kagetrasama-aoi(葵・橘)
39
「一華後宮料理帖」第十一品目。完結巻。おさまるべきところにおさまったのかな。ただ、やっぱり取って付けた感が拭えない感じがしました。料理帖と銘うったわりには、料理がそんなにクローズアップされてないし。中華風ファンタジーなので和国(日本らしき国)の料理を際立たせるのは難しかったのかもしれませんが。そして五龍の扱いが一番納得いきません。龍は帝位の象徴であるのは周知なんですから、最初からわかりきったことを麗々しく語られても。孫と一緒に読みたいシリーズでは無いですね、残念です。2023/04/18
ううち
20
第11弾。完結。少女向け?なのにガッツリ戦があるとは思わなかったわ。 祥飛の想像以上の成長で、納得の結末でした。 あっさりしているように感じるけど、みんな10代とか年若いからな。電子版の後日談が気になりますが文庫で出てくれないかなー。2021/12/19
ミド
11
大団円で良かった。特に理美が朱西を選んだら祥飛はどれだけ傷つくだろうと心配してながら読み続けてきたけれど、こちらの想像以上に祥飛が成長していた。ただ朱西の動機がすべて祥飛のためだったということ。なんだか矢印が一方通な三角関係っぽい。少しでも理美を奪うために祥飛を倒したいという気持ちはなかったのかな。朱西の理美に対する情熱がもう少しあれば良かった。2021/03/05
一五
10
終わった。戦い最中にやっぱり五龍! さすがに料理場面は少ないな。あ~そういう風におさまるのか。なんにしても面白いシリーズだった👍😄2020/12/14




