角川ビーンズ文庫 一華後宮料理帖 第六品【電子特典付き】

著者名：三川みり【著者】/凪かすみ【イラスト】

KADOKAWA（2018/02発売）

• ISBN：9784041060391

内容説明

朱西が皇帝・ショウ飛の側を離れ、敵対する鳳家当主となった。そのため立后式は延期。理美は己にできることをしようと、食学を引き継ぐと決める。だが突然、地方県吏が一斉に徴税を拒み、宮廷は激震！　反逆罪で捕らえられそうになる県吏を庇ったのは朱西だった。ショウ飛と真っ向から対立する姿に、戸惑う理美。「食」と向き合い、本当に守るべきもののため理美が選ぶ道とは……!? 　「俺はあなたの敵です」真の決別が近づく第6弾!!
【電子特典】理美と四夫人が立后式の準備で奔走する「大問題　無問題」収録
【電子特別試し読み】「後宮の天華　黎明を告げる皇子」収録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kagetrasama-aoi（葵・橘）]

「一華後宮料理帖」第六品目。祥飛が皇帝としてやや逞しくなったかなって感じです。前々から気になっているんですが、珠ちゃん（五龍）が何故理美に懐くのかの理由をハッキリ書いて欲しいです。これって話の肝じゃないでしょうか？龍は皇帝の象徴なんですから。祥飛と朱西と理美の三角関係だけでは盛り上がりませんよね(苦笑)。これからどうなるんでしょう？理美は朱西の考えが解るようですが、まさか祥飛の成長を促すとか(笑)？

2023/04/02

[よっち]

敵対する鳳家当主として現れて公然と理美を欲し、皇帝・祥飛と真っ向から対立する立場となった朱西。そのショックを隠しきれない状況で、突然地方県吏が一斉に徴税を拒んで動揺する第六弾。祥飛を揺さぶる策を次々と繰り出し、一方で理美にもきっぱりと決別を告げる朱西。苦しい状況に祥飛自身も変わろうとして、彼を支える人たちがいて、難局にも力を合わせて乗り越えていく展開は良かったですが、一方ですっかり別人のようになってしまって、何を考えているのかよく分からない謎キャラになってしまった朱西の真意が気になるところではありますね。

2018/03/02

[ぐっち]

結構いい皇帝じゃん！私の祥飛びいきは高まる一方なんですけど～。朱西がどんどん悪役っぽくなっているけど、どうするんだろう…。

2018/02/17

[ううち]

第6弾。ついに朱西は敵宣言。なんか色々と計画されている感に不安を隠せない。 理美の用意した百品一皿はお見事。祥飛の成長が著しい。珠ちゃんが朱西の元へ駆け寄るのが不穏ですな。

2021/11/25

[ぽっぽママ]

珠ちゃんが朱西のところにとんでいったり祥飛に抱かれたりするのは理美の心を表しているようで面白い。祥飛は皇帝らしくはなっているけれど、男性としても成長してほしいなと思います。

2018/02/11