角川ビーンズ文庫<br> 一華後宮料理帖

個数:1
紙書籍版価格
¥638
  • 電子書籍
  • Reader

角川ビーンズ文庫
一華後宮料理帖

  • ISBN:9784041041864

ファイル: /

内容説明

『おいしい』――その一言が私の居場所になる。故国で神に捧げる食事を作っていた理美は、大帝国崑国へ貢ぎ物として後宮入りすることに。その際、大切な故郷の味を奪われそうになった所を食学博士の朱西に助けられる。彼の優しさに触れた理美は再会を胸に秘め、嫉妬渦巻く後宮内を持ち前の明るさと料理の腕前で切り抜けていく。しかし突然、皇帝不敬罪で捕らえられてしまって? 「食」を愛する皇女の中華後宮ファンタジー!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

合縁奇縁

138
『『おいしい』――その一言を聞くために。 食を愛する皇女の後宮奮闘記!』貢ぎ物として大帝国・崑国へ後宮入りした皇女・理美。他国の姫という理由で後宮の妃嬪たちから嫌がらせを受けるが、持ち前の明るさと料理の腕前で切り抜けていく。しかし突然、皇帝不敬罪で捕らえられてしまい!?「時々緊張感が足りない漬物ヒロイン」と「天然むらむら博士のヒーロー」の二人がメインの飯テロ中華風ファンタジー。大陸の崑国に貢物として、和国の皇女理美が贈られる。神と斎宮の料理番だった理美は、和国の料理をすることによって、自分の居場所を2017/09/12

よっち

53
大帝国・崑国へ小国の和国から貢物として後宮入りした皇女・理美。他国の姫という理由で後宮の妃嬪たちから嫌がらせを受ける彼女が、皇帝不敬罪の窮地に食物博士の朱西に救われる物語。和国では姉皇女においしいものを捧げる役割を担っていた理美が、朱西の協力も得つつその料理の腕前と持ち前の明るさを活かして、ピンチを乗り越えるべく奮闘する展開はなかなか良かったですね。朱西とのコンビで料理研究もなかなか面白そうですけど、皇帝も理美がちょっと気になるみたいで、そんな三角関係の行方が今後どうなってゆくのか、続巻に期待しています。2016/09/07

ううち

46
以前から気になっていた作品。後宮の料理モノ。ヒロインがちょっとおとぼけ気味で可愛らしく、調理の過程も描かれていて楽しめる。イケメンたちとの絡みも気になるところ。続きも読みます。2018/03/04

kagetrasama-aoi(葵・橘)

42
「一華後宮料理帖」第一巻。中華風お料理ファンタジー。孫と一緒に楽しむ本を探す読書。私、中華風ファンタジーが大好きなので、孫にも好きになって欲しいなぁ…と。小学校中学年、「十二国記」は流石に未だ早いし、「彩雲国物語」は入門にはちょっと長いし。この物語、主人公の女の子理美が和国(日本?)出身、登場する料理も親近感持てるし。崑国(大陸の中原にある帝国)に貢ものとして贈られた和国皇女理美、料理で後宮の中での地位を確立させていく話…らしい。もう少し読んでみようかな。2023/03/14

ぐっち

37
三川みりさん最新作はご飯がおいしそうな中華飯テロファンタジー。皇帝がお相手でいいような気がものすごくするのですが・・・。天然食学博士がんばれ。あと、珠ちゃん、私も飼いたい。2016/07/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11028736
  • ご注意事項