内容説明
大坂城を脱出して江戸へ戻った慶喜は、人々の非難の矢面に立つことになる。だが、勝麟太郎だけは慶喜の真意を見抜いていた…。朝廷に対する「和議・恭順」を唱える慶喜は、己の首級を差し出すことによって無条件降伏の証とせんとする。それを知った和宮は、なんとか慶喜を救おうと奔走するが――!? 一方、胸に病を抱えた総司は、一人じっと己の命の期限を見つめていた…。激動の幕末ロマン、堂々の完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsumi
5
図書館
タカモー
5
数年ぶりに読みましたが、やはりラスト近くの、榎本と慶喜公とのやり取りには涙が出てきます。この本を読むまで幕末の人物で慶喜公が一番嫌いでした、でも見方を変えさせてくれたのは作者の藤原さんです。命がけの「ええかっこしぃ」は、本当にカッコよいです。2010/12/03
こけ
2
梔子のところで、涙、タイトルとリンクするところで涙(T△T)2011/06/19
まごたく
0
「雨は君がために」から始まって、上、中、下巻と続くに従って各々の心情が切々と伝わってきた。慶喜、嫌いじゃない。。。っていうか、好きだ!(笑)2015/08/05
木花さくや
0
眞莉先生の新作が幕末ものだと聞いたので未読の下巻を漸く読了。タイトルの意味からもわかるよう、実質前作の雨は~の続編。 雨は~で名脇役だった最後の将軍慶喜にスポットを当てた三部作。眞莉先生の綴る日本語の美しさやフィクションの取り入れ方が好きだが、初期作品とだけあってストーリー性がやや荒い。後書でもあった通り慶喜贔屓の作品だと言えなくもないが、世間一般から悪印象の彼へこのような見解があってもありだと思う。最後の章が梔子だったのも感慨深い。戊辰の苦悩、秘めたる恋心に全て口を噤み、笑って明治を生きる慶喜。天晴れ。2014/02/23
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