内容説明
野村胡堂の不朽の名作『銭形平次捕物控』。数多ある作品群の中から、テーマ毎に六篇を選定し収録した傑作選第二弾。凄腕の岡っ引・平次親分は、様々な事件の背後で涙を飲む女たちを救うため、江戸の町をひた走る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kira
19
図書館本。1931年、「オール讀物」創刊号に『銭形平次捕物控』シリーズの第一作目が掲載され、1957年まで383篇が書かれたという。そんなに昔に書かれたものなのに、この読みやすさには驚く。地の文が「です・ます」調で語られ、平次とガラッ八の会話のやり取りが軽妙で楽しい。いくらでも読みたくなってしまう。平次親分の心意気に感じ入った。ただ、この巻では投げ銭は出てこなかったな。2025/03/06
史
3
正義の粋で心も救う。2022/07/05
勝也成瀬
2
前回の一冊目を読んでいて、読みやすく購入。一話ごとが読みやすい長さでいい。時代的に古めかしいところは最初の方は気になったが、話に入り込んでいくと気にならない。今読んでいる3冊目もいいぇす。2019/12/09
occhi
0
ガラッ八の八五郎が「親分!」と駆け込んできて事件が始まり、だいたい30ページちょっとで事件が解決されて終わる。 テンポが良くて読みやすい。 軽い読書にはピッタリの超有名作。 ちなみに本書は「人情感涙篇」で銭形平次の優しさが主に描かれてる作品集なので銭を投げるシーンはありません。2023/04/11