出版社内容情報
知性と感性を駆使する仕事術とは!?
数々の現代アートの展覧会を成功させてきた著者は、世界的に知られる存在だ。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演した人気キュレーターが、ついにその仕事の極意と方法論を明かす。
内容説明
鑑賞するという体験を通して、芸術作品はその都度立ち現れる。どのような空間、文脈、関係性で見せるのかというキュレーションのあり様により、その体験は異なってくる。その仕掛けを創造するのがキュレーターの役割である。キュレーターは、巧みなテーマ設定や作品の選択、ディスプレイなどによって鑑賞者を誘惑し、心を揺さぶる“忘れがたい体験”を演出するとともに、展覧会などの実践を通じ、社会に対して批評や思想の提案を行う。現代アートのキュレーターとして、海外のビエンナーレも含めて数多くの展覧会を成功させてきた著者が、豊富な経験を踏まえつつ、キュレーションの本質を論じる。
目次
キュレーターとは何か
新たな感覚のめざめ―アートを通した知覚の実験
アーティストとキュレーター―共犯者として、共同生産者として
異文化への介入
美術館建築とキュレーター
アートと社会をつなぐ
エロス、ジェンダー、セクシュアリティとキュレーション
物議をかもした展覧会
変容する観客
震える境界―アウトサイダー・アートとキュレーション
グローバル時代のキュレーション
experience/experiment/expert/testimony
著者等紹介
長谷川祐子[ハセガワユウコ]
キュレーター。京都大学法学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。水戸芸術館学芸員、ホイットニー美術館客員キュレーター、世田谷美術館学芸員、金沢21世紀美術館学芸課長及び芸術監督を経て、東京都現代美術館チーフキュレーター、多摩美術大学芸術学科教授。第七回イスタンブール・ビエンナーレ、第十一回シャルジャ・ビエンナーレなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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