創元推理文庫<br> ごきげんいかが、ワトスン博士 下

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創元推理文庫
ごきげんいかが、ワトスン博士 下

  • ISBN:9784488223076

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内容説明

アフガニスタン帰りの男クウェンティンは誰にも告げず姿を消した。旧知のペネロピーやアイリーン夫妻から、手段を選ばず襲ってくる神出鬼没の敵を遠ざけ、恩人である軍医ワトスンを生命の危機から救うべく、単身で行動することを選んだのだ。ペネロピーたちは彼を追い、パリからロンドンへ渡る。自分がねらわれているとは知らないワトスン博士を守るため、名探偵ホームズの力を借りようとするのだが、折しもホームズは海軍条約文書が盗まれた事件を極秘裏に捜査中だった……。正典に収められた物語の陰で展開する、知られざる死闘の行く末は?/解説=北原尚彦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mahiro

13
アイリーンとペネロピー達が追っていたのはモラン大佐、海軍条約事件や後のモリアティとの対決を予想するような展開で、まあ一気に読んでしまった。アイリーンも眼鏡女子のペネロピーも生き生きとしているが、連作らしいこの作品次は読まなくてもいいかな。ワトスンファンとして読みたいのはホームズとワトスンの活躍する話、登場場面が少ないのは物足りない、外部の人間による ベーカー街やワトスン邸の描写はちよっと新鮮だった。正典読み直そうかな。ワトスンの肩と脚の負傷についての解釈は少し面白かった。2020/04/07

まいさん

5
パリで助けた男性クウェンティンが姿を消した。アイリーン達は彼を追い、パリからロンドンへ。そして、ワトスン博士を守るため、名探偵ホームズの力を利用しようとする。ホームズの正典で議論を呼んでいる部分や正典での事件を上手くストーリーに取り込んでいる。本書は、「アイリーン・アドラーの冒険シリーズ」の3作目らしいが、1、2作目も読んでみたくなったし、アーサー・コナン・ドイルの名探偵ホームズも読み直したくなった。2019/07/21

みや

3
☆☆☆☆☆2022/04/13

花凛

3
ホームズ関連のパスティーシュは興味があってよく読むが、これは全編通してうーん…という感じだった。細部のディティールにはこだわっているけど、そのせいで物語全体がもたついているというか…緊迫感が足りない。 タイトルに惹かれて買うとちょっとがっかりするかも。2019/08/12

読書と紅茶🥰

2
信じて待っててよかった!アイリーン冒険譚3作目。今作もネル、アイリーン、ゴドフリーのトリオが生き生きと活躍します。ラスト近くのアイリーンがホームズをやり込めるシーンに思わずニヤリ。ネルの恋路や如何に…2019/08/03

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