内容説明
巨大異国船団が来襲!?
北九州沿岸での脅威に目付と藩が一致団結!
福岡藩、小倉藩の島々で、不審な山林伐採跡が……?
長崎奉行からの知らせに、幕府から急遽派遣される目付筆頭の遠国での活躍!
長崎奉行からの出島のオランダ商館長にキリシタンの疑いありとの報を受け、目付・稲葉徹太郎が赴く。また商館長の蔵から盗難があったことも判明し、稲葉が探索。そんな折、北九州沿岸に唐船出没との報せに、目付筆頭の妹尾十左衛門が急遽赴く。敵は大砲を備えた巨船群との報もあり、近隣の藩も及び腰だった。一方、江戸では目付を騙る者たちの悪行が横行し……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
37
5話のうち2話は長崎の話。『厄介』は家の中に居場所のない「厄介」の切なさや居場所がある後ろめたさを描いているが、それ以上に結末の爽やかさが印象的。『番の御役』は書院番と小姓組番のライバル意識が興味深い話。目付の悪行の噂に対処するために目付筆頭・妹尾十左衛門が遠国御用で留守の間に全員で頑張る話。やっと、それぞれの目付の個性が明確になってきた巻。2019/07/04
とし
4
昔の人は本当にタフだと思う。船に馬にと使っても江戸から長崎なんて。そんな長旅を参勤交代なんてよくやってたよな。 小出信濃守とのお別れは残念。2021/01/25
あき
3
目付衆の仕事ぶりが爽やかで気持ち良い。大団円な終わり方が多いからスッキリ出来るのも良い。登場人物が良い人ばかりすぎるようにも思うけど、物語の中くらいはこういう優しい世界であって欲しいわ。2021/10/16
goodchoice
2
今回は長崎への遠国御用を中心に、留守を預かる目付たちの結束が書かれていた。今までの目付のイメージを変えるこのシリーズは、だんだん気に入り出している。2019/08/23
mimi02
0
☆3.52020/01/05




