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内容説明
“生”同一性障害、通称『ボーダー』。“性”ではなく“生”ーーいのち。それは10年前に突如現れ、世界の約7.6%の人間を“死者”へと変えた新たな疾病。彼らは主観では生きていて、けれど客観的には“死体”でーー。生と死の境が揺らいだ社会で巻き起こる未知の事件に立ち向かう、女子高生探偵×ボーダー少女の生死バディ探偵譚!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
27
「私は、そんな私達が・死ぬ方法を探している」。「ボーダー」。「主観的には生きているが、医学的には死んでいる」、「生」同一性障害と呼ばれる疾病の人々(厳密には「死者」)が少しづつ産まれている現在を舞台に、女子高生探偵としてボーダー専門の仕事を請け負う有坂エル、その助手として働くボーダーの四ノ宮小唄が様々なボーダー関連の事件の謎に挑んでいく、ミステリ要素アリのSF、になるのかな。架空の設定を主軸に、もしもそれが有り得たならば、と言う一種のシミュレーションSFの側面も。これモーニングなんだ(以下コメ欄に余談)。2019/12/02
tban
0
細部まで作りこまれています いやー、細かいところまで遊びが一杯で よくできています。キャラクター配置も完璧だし 言葉遊びも楽しい。絵柄も遊びが多くとも、読みやすさを 損なわない達者さ、脱帽です。何度でも読み返しがきく 深く心地いい作品です。2019/11/25