内容説明
江戸から明治へ、ついに通算三百話到達!
バーンズ診療所に投げ込まれた青い封筒に入った手紙。畝源太郎と妻の花世が相次いで誘拐された!?
大嵐で休業を余儀なくされた旅宿「かわせみ」が修復の後、再開され、お伊勢まいりから戻った面々。相も変わらず千客万来の中、奇妙な事件が起きる――。
表題作の他、夫婦連れと思われた男女の宿泊客のもとに妹を名乗る女が押し掛ける、通算三百話目の「二人女房」など、全六編の明治篇最新刊。
解説 キーワードで読み解く「かわせみ」の魅力 島内景二
※この電子書籍は2017月3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
35
何だかイマイチでした。辻褄が合わない印象を受けました。2023/01/28
たーくん
6
バーンズ診療所に投げ込まれた青い封筒に入った手紙。畝源太郎と妻の花世が相次いで誘拐された!?大嵐で休業を余儀なくされた旅宿「かわせみ」が修復の後、再開され、お伊勢まいりから戻った面々。相も変わらず千客万来の中、奇妙な事件が起きる――。表題作の他、夫婦連れと思われた男女の宿泊客のもとに妹を名乗る女が押し掛ける、通算三百話目の「二人女房」など、全六編の明治篇最新刊。2023/01/09
犀門
5
No.044★★★☆☆久し振りの御宿かわせみシリーズ。今回も色々なエピソードがありましたが、中には中途半端に終わった???な話も。【はい、自分は東吾さんがまだ何処かで生きてるんじゃないか?と思ってる読者の1人です。】✴︎読んだのは単行本2020/03/23
まいさん
4
明治篇7作目。通算三百話を含んだ六編。るいが東吾を思い出す場面が所々出てくる。読んでいると東吾とるいの時代を読み返したくなった。かわせみの若番頭の正吉と若女中頭のお晴のことは残念でならない。後味が悪い六話目だった。2019/10/26
こまt
4
久々のかわせみ。明治になった新シリーズは、不思議なことに描かれている景色が目の前によく浮かぶ。旧シリーズのような大きな問題は起きないけれど、穏やかに淡々と進む話が心地よい。しかし、正吉とお晴の唐突な暇乞いに、時代の移ろいを感じた。2019/10/14