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内容説明
心を溶かす美大物語、葛藤と向き合う4集!
「ダ・ヴィンチ」プラチナ本にも選定された話題作!
人気作家・燃え殻氏によるエッセイを特別収録した第4集!!
もがきながらも、美術に目覚めていく美大生3人。
学生生活も、気付けばあと1年に。
不安と一生懸命さを抱えて、千葉は教育実習へ。
藤本は家族と、本吉は過去と、それぞれ真剣に向き合うことに。
「人はいつ大人になるのだろう」
答えなんて分からない。
でも今だけは、背中を押してくれる仲間がいる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
19
4/5巻まで。東北の「バカでも入れる美大」を舞台にした3人組の話。将来とか夢とか現実とか才能とかについて悩んだり葛藤したりする。馬鹿でも入れる、というならだべってるだけでモラトリアム的な話かと思いきや、創作には真摯にがっつり取り組んでいる。 3人が悩むのは、「作者の繊細さ」が作中の登場人物に反映されている感じがする。「3月のライオン」の羽海野チカもそうだが、こういう「繊細創作者」は一般社会で生きるのは辛そうだ。2022/08/03
すぱちゃん
13
三人の美大生の成長物語。千葉は色々な不安を抱えながら、教育実習に向かう。実習先の担当教員は自ら描いた失った女性の肖像画を大切にしていた。藤本は法事の場で親戚の少年に絵を教える。父親に「まだそんな線を描いているのか」と怒られるが「そんな絵」ではなく「そんな線」であったことに気付く。本吉は震災で亡くした妹を思う。それでも哀れまず普通に接する二人に、心が救われていることに感謝だ。三人とも何かを失う辛さを知っている。そして何かを得ていく。二度と戻らない今を大切にして。2020/05/07
のの
10
美しくて繊細でいろいろとやるせない気持ち、つまりそれはわたしが失くしてしまったものたちなので読むとなにやら苦しいのだな、と思った。2019/09/13
気球に乗ってる人
5
ついに美大三人衆が次のステージに一歩踏み出したようだ。めでたい。ただ、自分は三巻までの「日常の中に在る芸術家にしか見えない瞬間を描いた」みたいなエピソードが好きだった(老害並感2019/08/10
笠
4
4 新刊読了。千葉の教育実習のエピソードや、もっくんの回想、藤本と親の関係など。もっくんの震災絡みの回想は何度も見てるけど、毎回じーんと来ちゃうなー。しかし、「絶対にそんなこと言えないけど 才能のない人が羨ましいよ」はなかなかのパワーワードというか…。まぁ持てるものには持てるものなりの悩みがあるのはわかるけど、持たざるものとしては妬まざるを得ないわな。でも実際、「才能がない」なんて、「気力がない」に比べたら全然マシ。才能がなくても続ければ少しずつでも前進するけど、気力がなくなるともう終わりだからな。2019/08/14
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