内容説明
「うまさ」――ダ・ヴィンチ、フェルメール、ファン・エイク。「スタイル」――モネ、ルノワール、セザンヌ、シャガール。「ワールド」――ピカソ、ミレー、ムンク、ゴーギャン。「アイデア」――ダリ、クレー、ウォーホル、北斎。「一本勝負」――スーラ、ルオー、佐伯祐三……など古典から現代抽象絵画まで。本書を読めば、見えないものが見えてくる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
94
購入本。ダ・ヴィンチ、モネ、ミレー、北斎、ルオーなど美術界の巨匠を筆者独自の視点「うまさ」「スタイル」「ワールド=世界観」「アイデア」「一本勝負」の五つに分類し、それぞれ10人ずつ紹介している。どれもそう言われれば確かに!と納得するような説得力ある内容だった。近視の人は印象派の目になれる…などは特に。多くの人が悩みがちな抽象絵画の鑑賞法も参考になった。面白いと口にし、このシュッとした線が…と擬音語、擬態語を使って鑑賞する。試してみたい。さて、フェルメール、セザンヌはどの分類に分けられたでしょう!2019/09/26
シフォン
24
5つの基準、「うまさ」「スタイル」「ワールド」「アイデア」「一本勝負」で選んだ画家を解説している。確かに見たことがない絵でも、誰が書いたのかわかる絵がある。画家のワールドが人々にあたえる印象が強いせいなのね。また、抽象絵画、現代アートがわからない場合の解説に「わからなさを楽しむのが教養人」、「おもしろいと言ってみる」というのはすごい。さらに「抽象絵画は究極のアンチエイジング技法」とは。なるほど、そういう目で見てみよう。2019/07/07
Mark X Japan
8
美術いついての見識をひろげるには、まずまずの内容ですが、タイトルに美術史があるのはどうでしょうか。タイトルと内容に少し違和感がありました。☆:3.02022/01/18
結月
1
洋の東西問わず、美術に興味はあっても知識のない身としてはとても分かりやすい内容だった。 口絵や本文に図がなく、題や画家名のみ挙げられている場合でも検索してみると「これ見たことある!」という作品が多く驚いた。自分も近視なのだが「印象派の目になれる」というくだりは目から鱗だったし、美術を楽しむ感覚がぐっと身近になった。 また、6章の「わからなさを楽しむのが本当の意味での教養人」の一節は美術鑑賞に限らずあらゆる分野に通じる。目に見えるわかりやすさばかりを追求しがちな昨今、改めて胸に刻みたい姿勢だと思った。2020/07/04
ono
1
美術にとても疎い私にとっては美術・アートに近づく良い入り口になる本でした。得に、絵の持つ「感染力」(その絵を描いた画家が世界をどのように見ていたのかを自分に取り込む)を得ることで、世界がいろいろに違って見えてきて面白い、それが美術を学ぶ楽しみであるという考え方を知ったことがこの本からの収穫です。聞いたことのある画家の名前が多く登場するので、美術史を広く浅く知る目的で読み、ここから気になった画家やスタイルを別の本で深堀してみようと思います。2020/01/09
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