内容説明
夏休み直前、陰陽屋でバイト中の瞬太の前にあらわれた、実の母親を名乗る二人の女妖狐。育ての母みどりも含めた三人を目の前に、どうしていいかわからなくなった瞬太は、雷鳴とどろく嵐のなか店を飛び出していってしまった。それきりひと月たっても、戻ってこない長い家出に、周囲の心配はつのり、陰陽屋にも埃がたまり始めるが、その頃瞬太は──。思春期妖狐高校生と、掃除のできないイケメン陰陽師、人気シリーズ第10弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たぁ。
34
二人の母親から逃げだし、春記さんにつかまり京都でだらだら~。情けないぞ!瞬太!でもって、ようやく、祥明が腰をあげ、京都まで迎えに来てくれました。「東京へ帰るぞ」という一言で押入れから飛び出し、優貴子と春記をかわして祥明の元に飛び込んだ瞬太くん。あ~本当によかった!よかった!とはいえ、今回は、だらだらした瞬太にも、なかなか腰をあげない祥明にも、ずーっといらいらしてしまいましたよ。2021/12/06
ヤクモ
33
陰陽屋シリーズ第10弾。高3の夏休みを前に、突然化けギツネの瞬太の前に現れた実の母親を名乗る2人の女妖狐。1人は月村颯子の姪である葵呉羽、もう1人は瞬太の高校のラーメン職人にて呉羽の従姉妹でもある月村佳流穂。その2人に、育ての母である沢崎みどりを加えた3人による出生の謎を含むさながら親権争いの様相からスタート。とはいえ、そんな雰囲気に耐えられる筈もない瞬太のこと、本作は、堪らずその場から逃げ出した瞬太の京都への逃避行のお話。思いがけない瞬太の不在によって明らかになる祥明のヘッポコぶりも楽しみの一つです。2018/09/14
ゆみ
31
瞬太はかわいいけれど、物語の進み方がゆっくりすぎて少々飽きてきてしまった。でも、次がでたら読むんだろうなぁ。2018/05/19
ありちゃん@道東民
27
新刊が中々出ないなぁと思っていたら、ブックオフで発見。とうとう10巻目。キツネくんの母親が判明した巻。キツネくんにとっても複雑だし、みどりさんにとっても辛いだろうなぁと思いながら読み進めていた。妖狐は歳をとらない、だから今の暮らしはいずれは終わりを迎える。この作品が今後どういう展開になり、ストーリーが進んでいくのか楽しみにしている。2018/10/25
み
27
さくさくと♪瞬太くんが逃亡したのは、分かる気がします。これから彼がどうするのか気になります、ほんわかしたお話しのままがイイなぁ(^o^)2018/05/28