中公文庫<br> ワルキューレ 巡査長 真行寺弘道

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中公文庫
ワルキューレ 巡査長 真行寺弘道

  • 著者名:榎本憲男【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 中央公論新社(2019/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122067233

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内容説明

モデル事務所に所属していた17歳の少女・麻倉瞳が誘拐された。彼女の母親は、評論家デボラ・ヨハンソンの秘書を務めているだけでなく、レズビアンであるデボラのパートナーでもあった。母娘とデボラは同居しており、瞳はデボラのことも「ママ」と呼んでいる。
鑑取りの結果、誘拐犯のターゲットはデボラであり、その要求は前代未聞のものであることがわかった。出世を拒否し、50代ながら警視庁捜査一課のヒラ刑事である真行寺弘道巡査長は、元捜査一課の刑事で現在は杉並署に異動している同期の四竈とともに、捜査を始めるが――。
年末のミステリーランキングで評論家や翻訳家に注目されたニュータイプの警察小説シリーズ、待望の第3弾

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

22
真行寺さんシリーズ3作目も面白いです。良くテーマを思いつくもんですね、作家さんスゴイ。前作のラストの彼は、退院されたと!てっきりお亡くなりになったと思ってましたよ(^^;2024/02/10

mittsko

16
真行寺シリーズ第三弾! 今回も安定の面白さ…(*´ω`*) ハラハラドキドキを楽しんで、時代が抱えこんだ深刻な「矛盾」のあり様を見せつけられ、人間と社会と歴史の定義までグラリぐらつかせられる… 得がたい娯楽小説ですね。今回真行寺が巻き込まれるのは、フェミニズムからLGBTQ、身体障がい、そして生殖医療までを貫く「陰謀」だ。さて謎はどのように解明され、問題はどのように解決されるのか、されないのか… 心して、そして素直に愉しんで読むべし!2019/05/07

みきりん

13
今回も面白かった。ところどころにパロディのようなものがあって笑えた。続編がある事を期待します。2019/06/23

ガブリエル

11
巡査長真行寺弘道シリーズ第三弾。今回のテーマはフェミニズム。過激なフェミニスト評論家と真行寺との直接対決は真行寺の完敗となったものの、今回は彼の考えに共感。生殖医療に人間が、科学がどこまで手を加えていいのかという問題。法ではなく倫理の問題となると途端に曖昧になる。難しい。このシリーズで個人的に好きなのは水野課長と真行寺のやり取り。異端の真行寺の実力をかって登用し自由に単独行動をさせる彼女の度量と、そんな彼女を尊重し期待を裏切らない真行寺の姿。なかなかいい関係性。恋愛に発展することは、、、ないか。 2022/07/21

hiyu

11
フェミニズムの論客である女性の娘の誘拐から始まる。音楽の話など少々以上についていけないところがあるのだが、とにかく盛りだくさん。人とは性とは何か等々。しかし、決して不快なものではなく、むしろ頭を捻らせてくれるところが気持ち良い。2019/07/27

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