角川ホラー文庫<br> 妖奇庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか

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角川ホラー文庫
妖奇庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか

  • ISBN:9784041078563

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内容説明

都内で起こった偽装自殺殺人事件。被害者は不可解なメッセージを体に刻み息絶えていた。やがて妖人の宗教団体「麒麟の光」が捜査線上に浮かび、休暇で沖縄に滞在していた妖人茶道家の伊織も協力を頼まれ…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りゅう☆

93
SNSで妖人差別発言をしていた男女がダイイングメッセージを残して殺された。ある妖人団体を訪ねて脇坂は沖縄へ。実は同じ時期、伊織たちも旅行で沖縄へ。迷いの生じている伊織は離島で神女と会う。青目に苦しめられてる伊織が痛々しいけど、脇坂への毒舌が健在で嬉しい。捜査線上である宗教団体が浮上。そこには<麒麟>という妖人が崇拝されていたが、伊織曰はく麒麟>という妖人は存在しない。一体どういうこと?今回は常に「洗脳」に振り回される。誰がどんな手を使って誰を。様々な推測を伊織が覆す。絶対青目が絡んでるハズなのにラストで→2021/05/25

みやこ

69
いっそどちらかを選べたらいいのに。選んで、そして手を離した一方を躊躇なく切り捨てることができたら、彼は楽になれるだろう。できないが故の懊悩。その姿も萌えどころではあるんだけど、やはり彼には背筋を伸ばして凛としていてもらいたい。殺せばいいのに。殺せたらいいのに。行きつくところは究極だとしても、根底に横たわる想いは深い情を伴った淋しさとやるせなさ。故に恐れる。受け入れられないとわかっていながらも、搦め取られてしまうことを。読了した瞬間、レビューも後回しで次の巻に手を伸ばしたくなるラストに見悶え。つ、続き……→2021/06/29

カナン

68
愛と洗脳はどこが違う?というキャッチコピーの通り、一組の母子を中心に人間の憐れな妄念に溢れた巻でした。潰せど潰せど名を変え姿を変え人心を惑わす新興宗教やSNS。人はかくも脆弱で誰かのために他の誰かを犠牲にし続けることでしか自我を保てない。守ると助けるは違うと告げる神女の台詞が棘のように刺さる。脇坂と甲藤の愚直さと素直さが読者にとっての清涼剤のよう。どれだけ罪を重ねていても敵と見做していても、青目が救われない限り伊織が救われることも無いのだと証明されましたが、このまま次巻かその次でクライマックスでしょうか→2019/04/13

カナン

38
狂わんばかりに餓えて欲しいならいっそくれてやりたい。与えられるものなら与えてやりたい。でもそれは命を捧げるよりも困難で救いが無いなら、互い何処へ行けばいいのだろう。「貴女」しかいない。「貴方」しかいない。稲光。封じて引き攣れた瞼の傷。壊れゆく心の城。真新しい血の臭い。鳴いて叫んだ麒麟。私の娘。私の弟。守ることと支配することと、殺されたいほどの憎しみと殺したいほどの愛の違いは何処だろう。季節は次々と移り変わる。その速度が年々早く感じられるのは、自分達がいつかはただ死ぬだけの生き物だと知っているからだろうか。2020/04/03

ゆきちん

37
シリーズ⑦なんかもぉ、何を書けばいいんだろう。洗脳と愛は違うのか?青目は問う。愛を与える実験を繰り返し、見せつける彼。だって、そうだろう?伊織と青目の関係はキリキリと膠着しているように見えて、クライマックス前の静けさなんだろうなと思う。もちろんマメはかわいいし、脇坂には個性的な彼女ができそうだし面白いんだけど、榎田さんはやっぱり容赦ない。彼女が描くラストが楽しみなのです。あ、オマケペーパーのマンガに癒されました。2019/04/15

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