角川ホラー文庫<br> 妖奇庵夜話 花闇の来訪者

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紙書籍版価格 ¥704
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角川ホラー文庫
妖奇庵夜話 花闇の来訪者

  • ISBN:9784041056998

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内容説明

妖怪のDNAを持つ「妖人」茶道家、洗足伊織。その「家族」で、「小豆とぎ」の妖人であるマメが、「ひまわり食堂」でボランティアとして働き始めた。しかし、小豆が現場に遺された殺人事件が起きて……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

95
小さな桜の花の作る影は淡い色。灰色でさえ描くには濃すぎるその色が、どうして闇を生むのだろう。どうして闇に浸されてしまう人がいるのだろう。閃光はめまぐるしく言葉を放てる人の為だけの物。幼子、お年寄り、弱いからと声を出すことをどうして咎められてしまうのだろう。声がないからと言って、何も見ていない、感じていないなんて、どうして決めてしまうの。先生、どうか片方の瞳を見開いて。閉じられた方の瞳に囚われてしまわないで。あなたの知っている甘い味を、井草の放つ香りを、明るい笑い声を、あたたかな日の光を、そちらを信じていて2017/12/31

りゅう☆

92
脇坂がいきなりナンパ?!など馬鹿丸出しからスタート。マメが食堂でボランティア開始。父親から虐待受けている女の子、元彼から脅され金を無心される女性、突然夫が言葉の暴力に走るようになった妻。サイテーな男たちに腹が立つと思ってたら連続殺人が…。犯人は早くから分かったけど今回は青目にしては脚本甘すぎ?ということで彼が関わってないかもしれないことに期待したのに。最初から伏線張ってた。芳彦の嫉妬する感情が生じてドキドキ。っていうか、えー?伊織どうなっちゃったの?!まさかここで終り?!続編刊行されて手に取ればよかった。2018/10/08

takaC

88
最後のは五百木ばあさんの過去の記憶で、若い男が青目甲斐児ということなのか?2018/04/07

眠る山猫屋

83
違わず面白い。けれど今回は今までよりは、優しくないかも。青目の影がちらつかない分、謎は掴みにくいが安心して読めた。連続殺人を追う刑事たちを追っかけて行くうちに出会うのは善人ぽい人ばかり。晴香さんに至っては、妖人としての存在が・・・そりゃ珍しいでしょ、伝説の人でしょ(爆)しかしラスト、二転三転していくうちに青目の影が・・・。フェミニズムとか老々介護とか、様々な問題定義を含みつつ、動機はキチンと伏線を読み解けば判る辺り、流石としか言いようがありません。でもラスト、伊織は?!2017/11/05

カナン

80
児童虐待、ドメスティックバイオレンス、モラルハラスメント、老老介護、女にとって明日は我が身と云える現代日本が抱える歪み。何故加害者だけが罰の対象なのか、ふと解らなくなるような事件は世に溢れ過ぎている。脇坂と甲藤の駄犬コンビも大概ですが、伊織が呑んだ桜にすら嫉妬する芳彦もなかなかに拗らせてきているようで、弟の青目ひとりでいっぱいいっぱいの伊織はますます不利になっていく。何度切ったつもりでも決して切れない忌々しい血の繋がり。極端に異なる人生を歩んできた二人の兄弟の未来に、何らかの光が差すことはあるのだろうか。2017/09/10

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