内容説明
ダンテスを陥れたダングラールは銀行家で男爵に、ヴィルフォールは検事総長で伯爵となり、富と権力に驕っている。シャンゼリゼの一角に邸宅を構えたモンテ=クリスト伯は、巨富を持つ魅惑的な人物としてパリ社交界に出現、巧みな手段で仇敵に近づき、彼らの過去の悪業をあばき出す……。復讐のドラマは核心に――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
27
3巻目。手の込んだ仕掛けを次々と仕掛けていく。牢獄に入れられる前の純朴な主人公の影はない。それにしても敵側の弱点がありすぎる。2019/01/02
しろうさぎ
12
主人公の動き一つ一つが同時進行の「あちこち復讐種まき編」。正面切っての攻撃ではなく、敵の弱みを見抜き、自滅へ持っていくやり方らしいとわかるが、芽吹くまで1・2巻のようなダイナミックさに欠け、少しちまちましてくる。それにしても仇3人とうち2人の連れ合いまで、あまりにも「すねに傷」だらけなのに唖然とする。2024/11/01
れこやん
7
復讐への伏線を着々と張り巡らす第3巻、登場人物が多く混乱しつつも読みかえしては複雑に絡み合う因縁を整理しながら読み進めます、ネタバレしない程度にネットに相関図などもありますので見てもいいでしょう、読んでいてダングラールとヴィルフォールはギロチン刑でもいいぐらい憎らしく思ってしまいます、2巻の感想では007バットマンに例えましたが韓国ドラマにありがちな復讐劇の元祖がこの話ではないでしょうか、かなりワクワク感が増してます、残り2巻は休日を挟めば一気に終わりそうな感じ、面白くなってきました。2016/09/28
pika
4
うーん、面白い!1年と空けずの再読だが、やっぱり面白い。冗長なきらいはあるけど、デュマの味だろう。魅力に富んでる。なにより筋が面白い。伯爵の張り巡らせた計略を楽しめる。あっという間に読みました。2024/01/25
reo
4
カヴァルカンティ少佐やアンドレア・カヴァルカンティだって。細工は隆々!信号機や桃をかじる山鼠から園芸家を救う方法なんて先ずもって楽しまさせてくれる。飽きないね。んで四巻へ。2016/05/29
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