講談社文庫<br> モンテ=クリスト伯(2)

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講談社文庫
モンテ=クリスト伯(2)

  • ISBN:9784061330672

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内容説明

暴風雨の一夜、奇跡の脱獄を決行したダンテスは、亡き獄中の師ファリアに教えられたスパダの莫大な財宝を手に入れ、モンテ=クリスト伯と名乗って、たちまち社交界の花形となる。そして今は、モルセール伯夫人である昔の許婚者メルセデスとの劇的な再会……。「真実以上の真実」を描いて、壮大なロマンはいよいよ佳境に!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

27
登場人物が増え始める。敵は敵の打ち甲斐があるように将軍や銀行家で爵位持ちと高く設定している。相手の成功している状況が主人公に知れ始めるとなおさら復讐の念を強くしていくのが、心理描写がない分、ひしひしと感じられた。しかし、そこまで財産を確保したなら未来に生きればいいのにとも思う。ある意味、モンテクリスト伯のようなキャラ設定は何にもしばられない自由人として、エリートのあこがれなんだろうなと思った。2019/01/02

しろうさぎ

12
いよいよ復讐開始と期待したが、大河小説の常で話があちこちに飛ぶ。全部回収される伏線なので我慢のしどころだ。この巻は読者のためのローマ妄想観光旅行が目玉。ヲタク男子のための妄想お部屋拝見中年編と若者編というミニ企画もある。主人公の無双ぶりが半端なく「なろう系元祖」の評ももっともだと思う。2024/10/29

れこやん

9
無人島の秘密基地を持ち最新鋭のヨットで地中海を駆ける謎の大富豪、007とかバットマンとかこちらの二番煎じに思えてしまいます、当時のパリの新聞に連載され大人気だったようで、字の読めない一般庶民はその後に演劇とか紙芝居で楽しんだのでしょうね、僕は少年文庫で途中まで、NHKの影絵のような劇でも途中から観て面白かった記憶がありましたので今回読んでみました、2巻はエピソードが地味で多少読むのが遅くなりました、それでも充分ワクワク感はあります、3巻に期待したい。2016/09/26

pika

5
面白い!夢中で読んじゃう。1巻とガラッと変わり、フランス貴族の若者ストーリーになって一体なんだろう、と思ってたら、、、くすぐられるね。面白い。ダンテス目線だったストーリーがダンテスから一歩引いた別のキャラ目線でのストーリーへと代わり、彼の変化を際立たせている。キャラの語る物語も一見奇想天外のようでいて繋がっていく快感もあるし、語り口がとにかく面白い。小説の魅力は細部に宿るという言葉そのままの面白さ!2023/03/04

reo

5
モレルさんに対しての恩返しからスタートする。これが出獄後最初の山場。それからローマの山賊ヴァンパやオートゥイウの家などの挿話も面白い、と同時にその後の復讐の伏線になっている。いやー血湧き肉躍りますな。喜び勇んで三巻へ。2016/05/28

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