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内容説明
2019年4月から金融業界の「憲法」、検査マニュアルが大きく変わり始める。森信親金融庁長官から遠藤長官に代替わりして「捨てられる銀行」シリーズで明らかにしてきた改革路線の何が変わり、何が変わらないのか。そのすべてを明らかにする。今までの路線に安住する金融マンには何が待っているのか。どう変わらなければいけないのか。「計測できない世界」を制する者だけが生き残る。
目次
金融革命とポスト森金融行政
20年の金融ルールが変わる
「共感」と金融
さよなら銀行
「計測できない世界」に銀行は対処できるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
109
「なんたら調査役」とか何のために存在しているのよくわからない「本部」。顧客にババを引かせる理由はスルガ銀行にしてもかんぽ生命にしても、さらには金融業界自体に人が余っているからちゃうん?本書ではすごく難しいカタカナ経営用語がいっぱい紹介されてもっともらしい解決策が提示された。だが最後の決めゼリフは「給料、減らせば?」につきると思う。最近、総人件費を減らすために編み出された「損保ジャパン日本興亜スキーム」こそが救いの神になるのではないだろうか。ただし業界は救われるかもしれないが、人は救われないかもしれない。2019/07/14
KAZOO
96
このシリーズの1が出たときにはいいたいことをいってくれていたという感じがしたのですが、この3では少し歯切れが悪くなっています。というのはかなり持ち上げていた森前金融庁長官がスルガ銀行に裏切られたからだということなのでしょうね。というよりも官庁のトップが個別銀行について宣伝めいたことを言ってはいけないということなのでしょう。とはいえ私もスルガの経営計画を結構ほめていたのですが。今回はどちらかというと精神論的な感じの本になっています。2019/02/27
おせきはん
15
銀行が、リスクを取れない一方で利益を上げることに注力し、顧客のためにならないこともしてきた反省を踏まえ、本当に顧客の視点に立って顧客と利益を分かち合う存在になるには、財務諸表にはすぐに結果が現れず、AIでは必ずしも評価できない「共感」を重視する、ある意味で昔の銀行に戻る必要があるのかもしれないと思いました。2019/08/08
楽
13
19年2月第一刷。提灯記事の3冊目。『金融排除』も含めれば4冊目。「計測できない世界」がテーマだけにモヤっとしていて説教臭く、また妙に上から目線。金検マニュアル廃止も若い世代の(銀行に)「行かない革命」も中国のキャッシュレスを通じた「信用革命」も目新しい話ではない。投信の回転売買の悪や商工中金の不祥事は詳しいが、かつて金融庁が「地銀の優等生」と評したスルガ銀行の件は本書のテーマに合わせて話をすり替え。漂流しているのは銀行だけではない。儲からなくなっているのに仕事をしているふりでは生産性向上以前の話。2019/03/02
Hiroo Shimoda
11
金融に携わる人は一読すべき。著者の主張は正論である一方で、では如何にマネタイズするか?資本コストを超えられるのか?という疑問は残るが、それを問い続けることがビジネス。2019/10/14
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