ポプラ文庫<br> みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

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ポプラ文庫
みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

  • ISBN:9784591147344

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内容説明

新しく「みつば郵便局」に配属されてきた女性配達員は気が強く、周囲をハラハラさせてばかり。そこに失敗続きの学生アルバイトが加わって……。新メンバーのフォローにまわる主人公・秋宏だが、きょうもマイペースで街の人々との温かなドラマをくりひろげていく。タワーマンション最上階に暮らすおばあちゃん、他人の郵便受けから手紙を取りだそうとする会社員などが登場。郵便屋さんが運ぶ小さな奇蹟の物語、好評シリーズ第3弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

164
シリーズ3作目で次々と読破?しちゃっています。大きな波があるような作風ではありませんが、主人公の郵便配達員「秋宏」を中心に出てくる人物の皆さんが、ホントに魅力的な方ばかりで頁を捲る手が止まりません。本作では女性配達員の「美郷」さんも加わり、バイトの「荻野」君と新キャラも楽しくしてくれます。レギュラー?化している「泉」さんらもしっかり登場し、一作目から2年の歳月をさらりと感じさせてくれます。郵便物を通して、ありとあらゆる'家族愛'の在り方が書かれ、場面によってホロリとさせてくれるステキな人情シリーズですね。2019/03/17

kanegon69@凍結中

138
シリーズ第3巻。主人公秋宏の周りに新しい登場人物が現れ、新しい人間関係の描写が優しく綴られていた。相変わらず読んでいてとても心地よい。まるで春の新緑を感じるような小説です。そこには人間関係の距離感を絶秒なバランスで保っていながらも、青年なりの迷いや戸惑いなどがほのかに人間臭く描かれており、若葉の芽のように応援したくなる。昨今の世知辛い毎日を生きている中で、人間関係が壊れるなんてことは沢山起きているが、ほんの少し肩の力を抜き、みんな人それぞれ事情があるという事を忘れずに接していきたい。SNSでも同じですね。2020/04/29

初美マリン

134
シリーズ3、人の善意は必ずわかるもの、小さな出来事の積み重ね、日常とはそういうものであり、その日常がとても愛しいと思わせてくれる作品2021/02/05

ひさか

101
2015年11月ポプラ文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。二代目も配達中、濡れない雨はない、塔の上のおばあちゃん、あけまして愛してます、の4つの連作短編。新しい仲間の女性配達員やバイトと一緒に仕事をして、秋宏も変わって行くのが面白く楽しい。2021/02/24

モルク

98
シリーズ第3弾。異動してきた女性配達員筒井さんとアルバイト大学生荻野君が新しくメンバーに加わる。ふたりともひとくせもふたくせもある谷さんとギクシャクするが…。主人公秋宏と地域の人々との配達を通じた交流も描かれ、安定した作品である。秋宏は彼女であるたまきさんと上手くいっているらしいが、なかなか進展がみられない。次作では何かあるかな。ほっこりとして、箸休め的な作品である。2020/07/16

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