内容説明
柏木の旦那は、どうやって飯を食ってるんだ? なんせ、のっぺらぼうで口がないんだから――。その秘密は千太郎が腰に提げた「ひょうたん」にあった。そいつに食わせれば腹に入れたことになるらしい。その大事なひょうたんが盗まれてしまった! 仲間たちは犯人捜しに奔走するが……。心優しきのっぺら同心があやかし騒ぎを解決する、笑えて泣ける妖怪捕物帖第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
68
シリーズ続けて。わー、そっか!のっぺらぼうだから、ご飯食べるの困るよな。そのためのひょうたんなんですねー。設定細かい!そんな大事なひょうたん盗まれて、戻ってきたけど、その裏に悲しい事件。無事におさまってよかった。丑の刻参りも、恐ろしいのは人の欲。桜はただ咲きたいだけ。それを見て楽しむのはいいけど、どうにかしようなんておこがましい。事件は重いし悲しいけど、うん、やはりこのシリーズ面白い。2020/04/09
みゃ
63
あぁ面白かった~(笑)気分転換に最適本(๑^ᴗ'๑) 。"のっぺらぼう"である主人公千太郎の、命に関わる大切なものが盗まれてんやわんする話「ひょうたん」と、哀しい人の妄執が招いた事件「丑の刻参り」の2話収録。丑の刻参りは、暗闇の中で…と想像しながら読むと結構怖い :(´ºдº`):。前作よりお笑い要素がやや控えめな分、涙が滲む切ない場面、 ハラハラする場面、ほっこり微笑ましい場面の、バランスが良くて楽しめた。心優しくて強い千太郎もかっこよく見えてきちゃったし、なんかこのシリーズ癖になる〰️次も読みたい★42020/07/24
がらくたどん
50
ご紹介頂いたシリーズの2冊目。のっぺら同心千さんがどうやってご飯を食べるのか?答えは腰の瓢箪にあり!お蕎麦だってちゅるちゅると。そんな大事な瓢箪が盗まれたってんだから一大事。一話目は子どもを護る小さな妖がいじらしい世話物。二話目は一転、桜で華やぐ街に生気を吸われ干乾びたような死体が。伊助の許嫁であるお由良の周囲も恋の縺れで妙に不穏。丑の刻参りに呪われた桜の樹。夜桜の妖気が漂う中で伊助とお由良の絆が結び直される人情噺はちょうど桜の季節のかなり本格的な怪異譚。人の妄執によって育ってしまった妖が哀しく悍ましい。2025/03/12
ぽろん
46
前作を読んだ時、どうやって食べてるのか気になったと書いたら、読み友さんからケイさんの名前で、謎解きの話が出ていると教えて頂き、早速探したのだけど、見つける事が出来なくて落胆していたら、何と新たに新刊で読む事が出来て感激です!無事、謎も解けて、しかも良い話!2話目は、怖ろしくも切ない話で、加えて伊助とお由良ちゃんには心温まりました。このシリーズやっぱり面白い。次作も楽しみです。2018/11/03
momi
39
クスッと笑えて泣けてほっこり和む時代小説を読みたいと思ってる方にオススメのシリーズ!第二弾!あやかし同心・のっぺらぼうの「千太郎」今回はその千太郎が大ピンチです!!さぁ大変!!千太郎の大事な「ひょうたん」が盗まれたッ!!そう、彼はのっぺらぼうだから口が無い…。意思疎通は筆談!話す事も食べる事もできない彼の口のかわりの大切なひょうたん…。ご飯が食べれない千太郎どうなるのー!?「艶」のキャラがとてもイイ!そして皆んないい人で優しい!!よかったです!2019/11/23
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