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内容説明
琉花と黒蓮によるフクノカミに対する実験もむなしく、寧島は大きく変貌を遂げていく。「フク」が見えるが、底なしに運の悪い相場師の男も早坂家に急接近、フクノカミも「天敵」を前に怒りが爆発!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっきゅー
36
福の神の力で、寂れた孤島だった寧島が高度経済成長期に突入する。人が増えて活気にあふれ、景気の好循環を促す。しかし、人間の欲望が表層に表れて、人間関係が急速に悪化していく。前回の江戸時代の試みでは、殺人の連鎖により経済が崩壊したことを踏まえ、今回のケースでは、いかなる改善が試みられるのか先の展開が興味深い。2018/12/31
yom
21
ここにきて「商売(繁栄)に憑りつかれた島」というフィクションが「大人の世界」「多様性を認める社会」というもっともらしい正論に裏付けられ、現実の社会と同化してきた。となれば「みんな儲けてハッピー」の一言で片付けられない軋轢、負の部分も露呈し始めるわけで。いよいよ物騒な話に向かいそうだな~。2019/06/09
JACK
21
◎ 小さな田舎の島、寧島はフクノカミの力で大きく変わっていた。沢山の人が訪れる様になり、宿や店が増え、公共工事も進められる。お祖母ちゃんの過去が語られ、流花が想いを寄せる及川との関係も変わり、作家の黒蓮と編集者の関係も変わっていく。途中、のんびりした展開に落胆したものの、最後には意外な出来事があり、俄然面白くなってきました。いつもながら先が読めない物語です。2018/12/23
レリナ
20
ラストの展開には驚いた。フクノカミがどこまでも不気味。これからどんな展開になっていくのか、楽しみ。フクノカミに対する対策が停滞気味。作者独特の作風が上手くマッチしている。果たしてフクノカミに対する対策は生まれるのか、気になる。今のところフクノカミのペースで話が進んでいるので、どうなるのか。ここまで不気味に静かに話が進んでいく漫画はそうないと思う。フクノカミの動向がよめないので、何が起こるかわからないワクワク感がある。これはどんなラストになるのか、楽しみ。次巻に期待。2018/12/25
しましまこ
20
ばあちゃんの過去語られちゃって、ウッカリ応援しそうになったけど。多様性ですかー!ラストぞっとしたよ。2018/12/23