- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
福の神伝説が残る島・寧島で暮らす中2の少女、早坂琉花。ある日、海辺で見つけた奇妙な置物を持ち帰った彼女は、ある「願い」を込めて、それを山の中の祠に置く。すると、彼女の目の前には、“フクノカミ”によく似た異形が現れた――。幼なじみを繋ぎ止めるため、少女が抱いた小さな願いが、この島を欲望まみれにすることになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
159
LINEマンガで2巻まで読了。おもしろかった!田舎の島の民宿に突如現れた「ふくのかみ」なる謎の生き物をめぐる物語。たしかにどんどんお金持ちになって商売が成功していくんだけど、どう考えても「ふくのかみ」が不穏すぎて嫌な予感しかしない。女の子の絵柄はなんとなく石黒正数に似てる。紙のマンガ買おうかなって思うくらい続きが気になる。2018/10/14
兵士O
43
ヒロインの早坂は幼なじみの及川に片想い。高校進学の際に及川は島からアニメイトのある大阪に行きたいと言い出す。それを何とか阻止するために早坂は海でたまたま見つけた○○に藁をもすがる思いで近くの廃屋に祀り、島にアニメイトができますようにと祈る。するとその○○が動き出し、……。この○○が怖いのです。不気味な笑みを浮かべ、どうやら金を集めるというパワーを持っているようなのですが、それに巻き込まれた早坂の家族らが変なことをやりだし、ついには彼女の祖母が……! そんな中、早坂の純な気持ちがいじらしい。ギャグ?ホラー?2023/01/09
sin
43
読み友:-)のまとめで怪作…との評価が気になって手に取りました!導入でサムライが島民を殺略するシーンに興味津々だが、話は現代に移って曰く付きの様子がある少女(主人公)と少年の恋物語かと思わせて、一転“フクノカミ”らしき物の出現でなにやら不気味な様相をおびていく…どうせ大人たちは金欲にまみれて堕ちていくことになるのだろうけど、これから物語がどういう風に展開していくか?楽しみです。2016/12/30
しましまこ
27
読友さんのレビューが気になって買ってみた。訳分からんタイトルに訳分からん表紙、ギャーとエグエグの冒頭シーン。コレはホラーなんですかー!?2017/09/20
a
27
寧島で過ごす主人公の琉花が海に流れ着く置物を祠に置く…すると、フクノカミが目の前に現れ、琉花の家に住み着くようになる。このフクノカミは、もともと島外の琉花には異質のものに見えるが、島の人には「あって当たり前」のものに見えている。そして、琉花の祖母・祖父の自営業が急に商売繁盛となるが、やがて祖母・祖父自身の様子もおかしくなってくる…。感想としましては、琉花の恋愛沙汰などの日常描写が平穏すぎて、フクノカミの異質感が怖すぎます。そして、宗教のように人を金欲に取り込んでいく展開に先が読めず、目が離せません!2017/04/03