内容説明
中世の日本。化物を退治した際に右腕に死の呪いを受けた青年アシタカは西へと向かう。旅の道中、神々の住む森を切り開こうとするエボシという女と、その生命を狙う、山犬に育てられた少女“もののけ姫”のサンとの邂逅を果たす。日本中に衝撃を与え大ヒットした傑作アニメ映画の全セリフ・全シーンを収録した、コミック版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆花火大会が迫っています!!
41
呪われた〜!2019/05/31
なし
2
もののけ好きとしては制作秘話満載で楽しめた。 後半の批評は結構痛烈だったが、こんなんも載せるんですね~。あんまり参道はできなかったけど。2025/07/10
Kyohei Matsumoto
0
何度読んでも壮絶な物語。アシタカのように最後まで人間と自然が共に暮らすことを主張し続け、中間に立ち続けるのは相当な覚悟がいる。エボシのなかにも自然を利用する考え方と人間の尊厳を守る考え方の両面を描き、モロのなかにも森を守るなかで森の住民同士の対立を描き、サンの中にも人間と野生の両面を描く。一人の登場人物に対して複数の交錯したものを織り込み、単純な二項対立を剋している。極めて複雑で一筋縄では説明できないところにこそ、"人間"が生きている。そのことを描くもののけ姫はまさしく“現代の神話”という名にふさわしい。2019/02/02