内容説明
空賊たちが跋扈する1920年代のアドリア海。その空賊でさえ恐れる凄腕の飛行艇乗りがいた。彼の名は「紅の豚(ポルコ・ロッソ)」。愛機サボイアS-21を駆って、彼は自分が守るべきものを守るためだけに戦う――大人のロマンに溢れる冒険活劇が美しい画像で一冊のコミックに! 「飛ばねぇ豚はタダの豚だ」など全編目白押しの名セリフも完全収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つねじろう
61
そう中身はご存知の内容。コミックをアニメで見ることは良くあるがアニメをコミックで見るのは初めて。そうだねこれはね案外面白い。本来なかった吹き出しや、効果音が視覚的に(当り前か)ズババババとかウオオオオオンとか表現されててそれだけでも妙に楽しい。ああ、豚のサボイアのエンジン音そんな音なんだぁって感じ。それと豚の決めゼリフが文字で確認出来るのも良い。紙質の割には色も綺麗に出てておおって感じ。森山周一郎や加藤登紀子等の声は脳内で転換出来るが各シーン毎の久石譲の音楽が出てこないのが難点かな〜DVD観てみよっと。2014/09/07
yumiha
40
「破廉恥なまでに真っ赤な機体をアドリア海の空に舞い上がらせることが、寡黙な男にできる時代への最大の抵抗」(by万城目学『ザ・万遊記』)を読んで、ええ~っ!そうだったん?と驚いた。アニメを確かに見たはずなのに、そんな印象は何も残ってへんかった。ライバルのカーチスとの闘いやアジトの島でのあれこれ攻防戦やフィオの存在感は蘇るのに。ちゅうことで本書で確かめた。うんうん。確かに「ファシストになるより豚の方がマシさ」と、イタリア空軍時代の戦友フェラーリンの誘いを断る場面があった!だから秘密警察に追われていたのねん。 2024/10/09
sibarin♪
29
やっぱりいい! 大好き!クスクス笑えるし登場人物全てが大好き!チャーミングでハードボイルドなポルコ・ちょっといい奴カーチス・素敵なジーナ・フィオに空賊…終盤のポルコとカーチスの戦いも格好良さとコミカルさがあるのがいい。何回もDVDを見てるから森山周一郎さんの声や加藤登紀子さんの歌声が鮮明に蘇る。《とばない豚はただの豚》名言!2014/10/13
参謀
4
宮崎駿作品の中でもお気に入りの1作です。正直、映像の方がいいのは間違いありません。いまだ見たことがない人はまずいないと思いますが、もしいるのであるならば、すぐにでも見た方がいいと思います。間違いなく傑作の部類に入る作品です。ジブリの中ではやや大人向けですが、それもいいんですよね。なんといってもセリフがかっこ良過ぎます!ジーナも色っぽいしw歌も最高です。ラストのポルコの魔法が解けたか観客に委ねたのも妙手でしたね。ところでポルコの戦友の名前はフェラーリンでしたか。いままでフェラーリだと思ってました。。2014/11/01
貧家ピー
2
「飛ばねえ豚はただの豚だ・・・」のセリフしか覚えてなかったが、やっぱりいい話だった。このシネマ・コミックはどれもそうなるが、ポルコの声が脳内再生される。2021/10/03