鉄鼠の檻(5)

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鉄鼠の檻(5)

  • 著者名:志水アキ【漫画・漫画原作】/京極夏彦【原作】
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • 講談社(2018/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065138618

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内容説明

――兄様、御免なさいね――。あれはあの世のものじゃなかったのだ。しかしこの世のものでもなかったのだ。「松宮鈴子に憑いた大禿を――落とそうと思う。」ついに動き出した闇を纏う陰陽師。明慧寺に潜む謎、了稔が張った結界。現れる真の貫主、そして明らかにされる殺人の動機。京極夏彦の超大作ミステリコミカライズ作品、ここに堂々完結!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

吉田あや

66
拙僧が___殺めたのだ___。不快な結末と告げられても後にも引けず、京極堂と明慧寺へと行こうとする関口くんの前に「行くのか馬鹿本屋」と榎さん登場。原作でもそうだけれど、漫画版は華やかなヴィジュアルも相まって、榎さんが登場すると暗い場面がパッと華やいで、張り詰めた緊張から少し解き放たれてほっとする。そしていざ3人揃い踏みで地獄の結界へ。コミカライズ版は絵で語ってくれる分、原作よりもいつも切なさの中に柔らかで仄かな優しさと光が用意されているのも違いがあってとても愉しい。2018/11/16

鱒子

52
kindle。悟りと執着の物語は本巻にて完結。志水さんの美麗な絵に導かれ、楽しみつつ読了です。原作よりも分かりやすい、読みやすい! わたしの好きな関口の活躍?というかモノローグが少ないのは、残念ですが漫画の構成上しょうがないですね。迷いつつ進む京極堂の一面にも満足。漫画を読むと原作を読みたくなり、原作を読むと漫画を読みたくなるーーああ、エンドレス。2018/11/20

雪紫

30
再読。原作だと淡々と語ってるように見えた犯人の語りやそれ以外が(むしろ文章だけな分余計に)、こちらだと表情や動きなどの追加があるせいで感情が伝わり、恐ろしさが見えてくるのは相変わらず。そして、圧巻と穏やかな終幕――。2020/11/24

30
完結したら読もうと思って一気読み。京極夏彦の分厚い原作、仏教のややこしい宗派を解説しながら、ここまで纏めあげてるのがすごい。イラストで見る美坊主はまじいけめんでした笑。鉄鼠は魍魎の次に好き。この話のエノさんかがめっちゃ良いんですな…。本当、神は貴方です笑2019/01/13

miel

30
最終巻。呪を掛ける、憑き物を落とす、いずれも共通の言語がなければ効力はない。仏教者の憑き物を落とすのが難儀、どこかに隙を見つけないと…の京極堂でも時には苦悶する流れが良かった。ひとまず、全員山を下りる大団円、トリックも結末もわかっていても面白い。ようやく絵柄に慣れてきたので、いつか他作品のコミックも読んでみよう。2018/11/15

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