内容説明
永遠野誓に憧れて作家を目指す涼花の後輩・寧々さんへ、ラノベの書き方を教えることになった俺たち。悩んだ末に涼花が主張した指導方法は――後輩の目の前でイチャイチャする、ラブコメシチュの体験講座!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
むっきゅー
21
正統派ヒロイン・万里小路寧々ちゃん登場。時系列的には、涼花がまだ白桜女学院の三年生の頃のエピソードで、寧々ちゃんはラノベ作家を目指す後輩。本作では珍しく、お兄ちゃんに対して明確な恋愛感情があるヒロインであり、入賞してプロになったらお兄ちゃんに告白することを涼花に明言しているライバルキャラでもあります。今巻では、寧々ちゃんへのラノベの指導という形で、舞たちを交えたラッキースケベが発生するいつもの話です。ただ、外伝だけ終わるのは勿体無いほどのまともなヒロインですので、是非本編での登場を期待してます。2018/11/05
みきみぃ@しあわせになりたい
10
★★★★ふぅ…最高ですね!涼花の後輩で永遠野誓に憧れてラノベ作家を目指す万里小路寧々かメインの番外編。純粋無垢なお嬢様ながら祐への想いは強く、受賞したら告白すると言う寧々に動揺する涼花。そしていつものメンバーが絡んて恒例の大騒ぎです。ラッキースケベは大事だよねぇ🤣。今回は舞とアッヒー先生の出番が少なめだけど神坂姉が楽しかった。キャラに入り込み過ぎて暴走してしまう寧々ちゃんは今回限りのゲストキャラにはもったいない。疲れて凝り固まった脳ミソを完璧に解きほぐす珠玉の1冊でした(笑)2025/12/22
彼方
10
時間が進学前に戻って短編集。講演会の影響で永遠野誓にハマった涼花の後輩・万里小路寧々さんにラノベとはを教えるお話。相変わらずハチャメチャな展開、一番弟子を自称する秋乃との絡みや寧々の人生を変える大きな成長など爽やかな読後感で良かった…ものの、今回涼花が寧々のアプローチを妨害しないと…!のワンパターンすぎて少し疲れたかな…。祐もやっぱり鈍感で、4巻の桜の告白もですけど他ヒロインも良い子なので肝心な所を妹推しではぐらかすんじゃなく、しっかり向き合わせてほしい気持ち。最終巻は大団円のようですし大丈夫だろうか…。2020/04/30
真白優樹
10
作家を目指す、涼花の後輩の寧々に書き方を指導する事になり涼花がラブコメの体験を提案する短編集。―――欲しい物語、それはただ一つだけ。 いつもの面々も交えつつのにぎやかな日常、その中に作家の卵が孵化し、自分だけの物語を見出すまでの鮮やかさを添え、いつもと味を変えた今巻。 思わぬ恋敵出現の予感に怯える涼花が、祐とのいちゃつきを見せつける中、結果的にそれが恋敵を育てる事になってしまう、どこか爽やかで甘酸っぱく、口当たりの違う味が楽しめる巻である。さて、育成の後の二人の関係の行方とは。 次巻も勿論楽しみである。2018/10/21
加賀ますず
7
妹の箱入り後輩、襲来!!永遠野誓の大ファンでラノベ作家志望の万里小路さんに、ひょんなことからラノベの指南をすることに。しかしそのことに納得いかない涼花がいて…というあらすじ。本編には出てこないキャラが登場してしっかり完結する劇場版スタイル。箱入り娘で、作品が好きすぎるあまりキャラのとる行動を自身で再現してしまうというぶっとび個性が光りまくる万里小路さんがぐうかわ。そんな彼女に鼻の下を伸ばすお兄ちゃんにヤキモキする涼花も不動の可愛さ。よき番外編でした。2019/10/22




