パーフェクトワールド（８）

著者名：有賀リエ【著】

講談社（2018/09発売）

• ISBN：9784065131848

内容説明

震災の夜、避難先の車の中で一夜を過ごした樹とつぐみ。翌日、是枝と長沢が東京から駆けつける。樹は長沢と一緒に避難することになり、二人は再び別れる。だが是枝は二人が車中で過ごしたことを知ってしまう…。つぐみは友人の舞花に誘われて東京に出る。舞花は車イスに乗る恋人・晴人と別れていた。別れたことに「後悔はない」という舞花と晴人。その夜、是枝の部屋に行く予定だったつぐみが向かった先は樹の元だった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ピース]

★★★★★ 強さとは何か？優しさとは何かを考えさせられる巻でした。「障害を日常としてとらえる」…重い言葉です…。

2018/12/09

[陸抗]

つぐみと樹が寄りを戻したけれど、問題は解決してない。障害があるから、介護しなければいけないから、幸せになれないと決めつけられるのは辛い。樹がつぐみの父に、何を語るのか気になる。

2018/09/13

[めぐねい]

家族も、親戚も現実だよなあ。幸せってだれが決めるのが正解なのって思っちゃう。このお話はどこに落ち着くのが幸せなんだろう。

2018/10/21

[ako]

是枝くんは最後まで優しかったな。長沢さんも良い人なんだよな…樹の体のこと、病気のことに関しては長沢さんに敵わないけど、つぐみだから出来ることもある。心配だけど「いつも一緒にいることが最善じゃない」か…　私にはつぐみのようなことは絶対に出来ないなと改めて感じた。

2018/10/22

[るぅ]

ついに二人とも素直になり手を取り合えた！

2018/10/25