ランウェイで笑って（６）

著者名：猪ノ谷言葉【著】

講談社（2018/08発売）

• ISBN：9784065117965

内容説明

柳田と遠のアトリエで働き成長を重ねる育人は、満を持して芸華祭本選に挑むはずだった。だが、千雪のパリ遠征前日に事態は一変。人生最大の試練に、育人はデザイナーの夢すら見失いそうな窮地に立たされる。さらに重なる苦難。“デザイナー”の才能を否定する遠からの、“パタンナー”転向の誘い。五十嵐からの冷徹な申し出。過酷な選択を迫られる育人の元に、一通のメールが届いて…？　育人と千雪。夢への”本気”が試される！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[exsoy]

絶好調からの急降下、どうにもならない状況からのどんでん返し。1巻で何回テンション上下すんねん、って感じだった。

2018/09/21

[けろり]

千雪がこれから活躍してくれそうで嬉しいです。 いつか、千雪と育人のショーが見たいです。

2018/10/09

[よっち]

母が倒れ深刻な金銭面の問題に直面する育人、モデルとしての天性の資質を持ちながらデザイナーになる夢を諦められない心、そして身長のハンデを突きつけられ自信喪失気味だった千雪。藤江社長の心意気は素敵でしたけど、相変わらず熱量と勢いがあって、インパクトのある三人の邂逅からちょっと思わぬ展開に向かいつつある感じですかね。

2018/08/20

[のれん]

金かプライドか選べってド直球展開は楽しいな。それの攻略法も、かつて才能を見いだした知人がお前の才能を買うぜってのも王道。すごく捻りがなさすぎってのもあるけど、すごく気持ちよく頁をめくれるので、懐かしい少年漫画でもあるのだなと関心。 　千雪も基本的にヒロインがしちゃいけない顔連発するんだけど、反抗精神で諦めず毎回話を斜め上に動かしてくれるから、作者にとっても楽しく描いてるのが伝わる。 　相棒で好敵手で、それで――2人のラブコメ度が表紙から分かるというものです。

2020/01/16

[nishiyan]

育人、遠、千雪、心の運命が交錯するどころかますますこんがらがる本巻。母の病状悪化からデザイナー運命を絶たれかねない状況に追い込まれた育人、思わぬ告白をする遠、失意の帰国をする千雪、揺れ動く心とマネジャーの長谷川の暗躍などなど、かなりしっちゃかめっちゃかになっている印象。それでも熱量がすごいので、読ませてしまうのだからすごい。失意から立ち直り、思わぬ決断をする千雪がなかなかカッコいい。次巻がとても楽しみ。

2018/08/26